リースバックについて知っておくべきポイント
リースバックをするうえで、知ってほしいポイントが2つあります。
1.「いくらで売却できるか」
リースバックで住み続けるためには、自宅を当協会に一旦売却することになります。また、より良い条件でリースバックをする場合は”投資家に売却する”ほうが良いケースがあります。つまり、大家さん(オーナー)になってくれる人が必要なのです。
※身内、親戚、知り合いに購入してもらえる場合は、お互いの合意だけで十分です。
リースバックは、単に他人に不動産を売却するだけではありません。「住み続けたい」という希望を叶えるため、その希望に応えてくれるオーナーを探さなければならないのです。
その際、自宅を”いくらで売却できるか”が成功するかどうかのポイントとなります。
例えば、一般的に売買される相場価格より高い金額では、投資家にとってはリスクが大きく、投資したいとはなかなか考えません。
逆に、相場価格より低い価格で購入できるとしたら、それは投資家にとって魅力的な投資先となり、より良い条件のリースバックが成功する可能性が高くなります。
投資家は例えば「投資金額があと10年で回収できる」などと計算するのです。
2.「いくらの家賃で合意できるか」
”いくらの家賃で合意できるか”、つまり、”家賃がいくらになるか”は、リースバックをするうえで、もっとも大きなポイントと言えます。
極端な話ですが、毎月支払う家賃が、それまで返済していた住宅ローンの月額より高くなってしまっては解決になりません。それどころか、かえって生活を圧迫するようになってしまっては逆効果になってしまいます。
では、家賃が決まる仕組みについて解説します。
家賃は、いくらで売却するかによります。年間の家賃が売却金額のおよそ“6%~”となり、それを12カ月で割った金額が毎月の家賃となるケースがほとんどです。
なお、敷金や礼金については、原則必要ありません。
ただし、売却金額で住宅ローンをすべて返済しきれない場合は、債権者(借入先の金融機関)の了承が必要です。この場合、金融機関より「最低〇〇万円で売却してください」との金額提示がありますので、その金額も基準となります。
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