業績悪化で会社の経営継続が困難に。親族間売買で家を守りたかったが寸前で…
木原 不二夫 (仮名)様 60歳
相談者 | 下田隆信(仮名)様 |
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年齢 | 58歳 |
職業 | 自営業(飲食店) |
家族 | 妻(52歳) |
住所 | 東京都千代田区 |
自宅兼店舗なのでリースバックでそのまま店を続けたい
東京都千代田区、御茶ノ水駅から北に向かった場所で喫茶店をしていた下田さん。ここで20年以上やってきましたが常連さん以外のお客様が増えず売り上げが低迷。特に夕方以降の来客数の減少が響きました。
最近は夕方の6時には店を閉めてアルバイトに行ってましたが、店の事業資金の返済ができなくなり、銀行からはこのままでは競売になると宣告されました。すぐにお金を作ることもできず、お客様が急増するわけもなく、ただただどうすることもできなかったそうです。
当協会にお越しになられたのは、まさに競売にかけられる直前でした。下田さんのご希望は「常連さんのためにも店を続けたいです。リースバックでなんとかなりませんか?」とのことでした。
まずは何よりも競売を一旦止めてもらうために銀行に連絡しました。大きな道路沿いでしたので、投資家から見ると買取金額次第では魅力的です。そこで、不動産投資専門の会社に買い取ってもらいリースバックすることで話がまとまりました。
いつも来てくれる近所の常連さんと話をするのが生きがいでした。だから、なんとしてでも店を続けたかったんです。
しかし、この状況で店が続けられるなんて、正直なところはじめは半信半疑でしたが、段々と話がまとまっていくと期待が膨らみました。浜崎さんと一緒に銀行に行ったときは緊張しましたが、その場で浜崎さんが金額等をまとめてくれて頼もしかったです。
リースバックが決まったときも、家族のように一緒に喜んでくれてありがたかったです。
下田さんの「ここで店を続けたい」というお気持ちに何とか応えたいと頑張りました。実際にお店をお伺いすると、常連さんに愛される理由がよくわかる素敵なお店でした。リースバックに協力していただいた投資会社の担当者も一目見て「ぜひ協力させてください」と言ってました。
リースバックが終わった後も時々お電話いただき、お店に招待していただいております。下田さん、これから時々お伺いしますね。