父と親子ローンで共同名義で購入。ふたりで月20万円近くのローンを払って…
田所真一(仮名)様 37歳 不動産販売業
相談者 | 永峰 良一 (仮名)様 |
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年齢 | 62歳 |
職業 | アルバイト |
家族 | 妻(58歳) |
住所 | 埼玉県さいたま市 |
住宅ローンは支払っていますが、他の借金で競売にかけられてしまいました。このままではとても不安なので、任意売却して一から出直したいです。
永峰さんは、自身で経営していた会社をたたむ際に借金が残り、2つの金融機関から自宅に差押を受けました。住宅ローンは滞納していなかったのですが、差押をした1つの金融機関が競売を申し立てたのです。
住宅ローンは900万円の残債務があり、競売を申し立てた金融機関には400万円の残債務、その他にも400万円の残債務がありました。
この場合、裁判所の売却基準価格に鑑みて、住宅ローンの残債務が競売を申し立てた金融機関の残債務を上回っていたので、結果として裁判所は無剰余取り下げをしました。
つまり競売が取り下げられたのです。
しかし、残債務が消えたわけではないので、相変わらず差押も残っています。
もしかすると他の金融機関が競売を申し立てる可能性もあります。
永峰さんは失職していたので、わずかな貯金では返済の目処が立たず、やはり任意売却をして返済したいと思いました。
そして当社で販売活動を続けて行くと、非常に良い条件で購入いただける買主が見つかりました。今回の任意売却で住宅ローンも完済できました。
競売を申し立てた金融機関へも売買代金の中からまとまった金額をお支払いしましたが、競売の取り下げもあったせいか、元金だけの返済で債務を完済したことにしてくれました。
差押をしたもう一つの金融機関にいくらか債務は残りましたが、永峰さんも今は新しい仕事につくことが出来、少しずつ返済していく目処も立ちました。
お電話でご自身の経験談をお聞きして、安心して選ばせて頂きました。親身になって相談にのってくださり、予定通りの返済となりました。大変ありがたく感謝しております。
永峰さんは無事に任意売却を終えて、ホッとしたようでした。
これからは大好きな小説を読んでゆっくり暮らしたいそうです。
新しい船出を迎えた永峰さんの目には以前とは違う、やる気と希望が見え、私も嬉しかったです。