業績悪化で会社の経営継続が困難に。親族間売買で家を守りたかったが寸前で…
木原 不二夫 (仮名)様 60歳
相談者 | 澤田武司(仮名)様 |
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年齢 | 49歳 |
職業 | 会社経営 |
家族 | 妻(43歳)・娘(16歳) |
住所 | 東京都目黒区 |
とにかく競売を避けたい。
澤田さんは目黒のご自宅を担保にして会社の事業資金を借り入れていました。
業績が悪くなり、数十人いた従業員にも辞めてもらいましたが、それでもどうにもこうにも返済ができなくなり、銀行からは競売の手続きが始まると宣告されました。
当協会には奥様とお二人で来られました。ご希望は「とにかく競売になるのは嫌だ」ということです。焦るお気持ちは察しますが、私はこれからどうされたいのかとお聞きすると「あまり考えていません」とのことでした。
そこで私は澤田さんと、これからのことを一緒に話し合いました。というのも、任意売却をすれば目の前に差し迫っている“競売”は避けられます。しかし、任意売却は今の痛みから解放される事とともに「新しい生活を始めること」でもあります。
澤田さんは、「会社は続けたい。まだやりたいんです!」とはっきりとお答えになられ、私もそのために頑張ろうと決めました。
任意売却に必要なことは、正確な判断とスピードです。すぐに債権者(保証協会)と交渉して折り合いをつけました。また、税金の清算をするため都税事務所等にもすぐに連絡を入れました。
すぐに動いたことが功を奏し、任意売却は成功。競売も取り下げられました。
浜崎さんから、これからのことを聞かれた時はドキッとしました。とにかく今のストレスから解放されたいということしか考えていなかったので、未来のことを考える余裕がなかったのです。
浜崎さんと話し合い、自分の未来に正面から向かい合えることができました。見事に任意売却も成功してくださり感謝の念が絶えません。
年齢は私の方が上ですが、ここでこんなに尊敬できる人と出会えるとは思いもよりませんでした。浜崎さん、ありがとう。
澤田さん、無事に任意売却が終わって良かったですね。
成功の要因は、澤田さんと私の想いが一致して協力できたことだと思います。澤田さんがこれからの想いを私にぶつけてくれたことで一気に解決に向かって進めました。
任意売却は、その制度自体は単なる不動産取引ですが、人生の再スタートを切る新たな門出もあります。どうか、これからも頑張ってくださいね。おつかれさまでした。