勤めていた会社の経営不振により給料が減少しました。また、重ねて体調を崩…
谷本健二(仮名)様 53歳 会社員(新聞社営業)
相談者 | 小谷一彦(仮名)様 |
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年齢 | 43歳 |
職業 | 会社員 |
家族 | 妻、娘1人 |
住所 | 横浜市金沢区 |
子供の学校区を変えたくないので任意売却とリースバックで住み続けたい。
小谷さんは、横浜市金沢区のマンションで奥様と娘さん(小学5年生)と3人でお住まいでした。
某有名企業で働いていましたが、職場での人間関係に嫌気がさして、転職を決意。とりあえず仕事を辞めてから、ゆっくりと転職先を探し始めました。
「3~4ヶ月もあれば決まるだろう」と楽天的に考えていましたが、現実はそんなに甘くありませんでした。「前と同じくらいの給料じゃないと嫌だ」と制限していたのがアダとなったのです。
決まらない状況が半年ほど続くと、さすがに生活費が苦しくなってきて、焦り始めました。そして、10ヶ月がたった頃、ついに住宅ローンの支払いが止まりました。
それでも就職先は決まらず、とうとう銀行からは競売にすると宣告され、ご夫婦で当協会にご相談に来られました。
お二人のご希望は「娘のために住み続けたいです。任意売却でなんとかなりませんか?」とのこと。「転校させたくない」と小学生の娘さんのことを想っておられました。
実際、任意売却とリースバックを組み合わせれば、今まで通り住み続けることができます。そのため、銀行に任意売却をする旨を伝えるとともに、オーナーとなってくれる投資家の選定も始めました。
競売を申し立てられる前だったこともあり、任意売却は順調に進みました。その結果、無事に任意売却をすると同時にリースバックも完了。今まで通り住み続けることができました。
その後、新しい仕事も決まり、小谷さんは新しい一歩を踏み出されました。
今思えば、転職を甘く見ていました。40代にも関わらず、20代のような気分で考えていました。
1年くらい仕事が決まらないと、本当に焦りました。銀行から競売になると言われた時は「もうダメだ・・・死んだら楽になるかな・・・」とまで考え込んでいました。
それでも娘のことを考えると、踏ん張らないといけないと思い、任意売却を決めました。ダメもとでリースバックをお願いしたのですが、無事にできました。正直、信じられませんでした。まさに神様に救われた感じです。
あの時、あきらめなくて本当に良かったです。
住宅ローンの問題はお金の問題でもあります。お金の問題を抱えるとと、ほとんどの人が逃げたくなったり、何も考えたくなくなります。最悪の場合は命を断つことすらあります。
小谷さんの場合は、転職がうまくいかず、精神的に追い込まれ、さらに住宅ローンの問題までも降りかかってきて、もう全てを投げ出したくなったようでした。
しかし、お金の問題は解決できます。小谷さんも、娘さんのことを想って行動できたからこそ任意売却に成功し、また、リースバックで住み続けることもできたのです。
住宅ローンの支払いで困っている方、どうか、あきらめずに一歩を踏み出してほしいと思います。