昇進したことで歩合給がなくなり、逆に給料が下がってしまいました。住宅ロ…
井上慶太(仮名)様 45歳 会社員(営業職)
相談者 | 松田 邦明 (仮名)様 |
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年齢 | 64歳 |
職業 | 会社員 |
家族 | 妻(58歳)、娘(32歳)、娘(27歳) |
住所 | 神奈川県横浜市 |
46歳の時に自己資金を入れて不動産を購入したが、来年で定年。払い続けることが難しくなるので解決したい。
松田さんは、ご相談時点では定年を迎えるまであと1年ばかり。退職後に再雇用でそのまま働き続けていくことは出来るとのことでしたが、そうすると収入が1/3くらいまで落ちてしまいます。退職金もある程度でますが、娘さんたちが結婚した際や家を購入する際に資金援助をしてあげたいということもあり、住宅ローンに全額費やす訳にもいきません。
また現在貯蓄もあり、しばらく暮らして行くことは出来ますが、やはり心配していたのは、今後の収入と健康状態。いつ何時体調を崩すかも分からず、自分が働けなくなった時に「妻を外で働かせるような負担をかけたくない!」ということと、「専業主婦として家のことを守ってきてくれた妻を今の住まいに住み続けさせてあげたい!」という気持ちで、当協会にいらっしゃいました。
ご相談を受けてからすぐに、ご自宅の相場調査と室内の確認をさせてもらった上で、奥さんと娘さんも交えて今後の話しをさせてもらいました。嬉しいことに娘さん2人とも結婚をするということと、奥さん自身も娘さん2人が結婚後に家を出たら、ご主人と2人で「夫と住めるのであれば静かな別の環境で暮らしてもいい」という話になりました。
普通にリースバックをするだけでは、周辺環境の相場と、現時点での住宅ローンの残債の兼ね合いもあり、毎月の賃料相当額がかなり高くなってしまうところでしたが、今回は『来年度末までの住み続け』という条件で、今の毎月の返済額と変わらない賃料で住み続けが出来る投資家さんに購入してもらうことが出来ました。
こちらの協会さんに相談をさせてもらった時は、ただただ家族のことを考えて、
・退職金に手を付けることなく住宅ローンを完済すること
・リースバックしてもらいずっと住み続けられること
を希望していました。
ただ、相談をさせてもらい、協会の方を交えて初めて今後のことで家族と話をして頂いたところ、家族から思いがけない意見を聞けて、抱えていたプレッシャーがかなり軽くなりました。また今後しばらくの住み続けについての諸条件について、協会の方が投資家さんにかなり交渉して頂いたようなので、とても感謝しております。思い切って家族と話をするきっかけも作ってもらえましたし、相談してよかったです。
邦明さんは、真面目に働きコツコツと返済をしてきたこともあり、住宅ローンの滞納も税金の滞納もありませんでした。また物件室内については、築19年とは思えない程状態が良く、10年・15年目に家のメンテナンスもしっかりされていたこともあり、投資家さんへ紹介した段階で反応は非常に良かったです。ただ、住宅ローンの残高や近隣相場との兼ね合いで、普通のリースバックでは賃料が高くなってしまい、後々の邦明さん家族の負担が大きくのしかかる可能性が高かったため、家族全員と話をさせて頂く場を設けてもらいました。
結果的に、奥さん娘さんの希望も叶えつつ、邦明さんの希望をも叶えられるご提案が出来たため、一安心しております。今後も家族円満を保って過ごしていってもらえると嬉しいです。