千葉県の任意売却の解決事例収入減/失業
ブラック企業に転職してしまい、収入が激減。任意売却を行って、心機一転引っ越しした。

相談者	横田　光男（仮名）様
年齢	40歳
職業	自動車整備士
家族	妻（43歳）、息子（12歳）、娘（5歳）
住所	千葉県柏市

お客様の希望

任意売却を成功させ引っ越し費用を捻出し、心機一転やり直したい。

解決までの流れ

横田さんは、妻の陽子さん、小学６年生の息子さんと５歳の娘さんとの４人家族。
自動車整備士として勤めていましたが、二人の子供を養うためアルバイトを掛け持ちしながら働いていました。

そんな中、２年前に知人に誘われ転職。アルバイトを辞められる給料を出すといわれ、これで子供との時間を作れると思ったところ、実情は全く違いました。
労働環境は決して良好とはいえず、深夜までの拘束、修理用具費を負担させられるなど、時給換算すると法定時給を下回るようなブラック企業でした。
年収はわずかに上がりましたが自己負担が増えたことで自由に使えるお金は減り、陽子さんがパートに出ても、家計は苦しくなるばかり。
ついには住宅ローンを滞納、競売申立通知が届いてしまいました。

今までは裕福ではないながらも力を合わせて暮らしていた家族でしたが、困窮することで喧嘩も増えました。
実は転職時、陽子さんは横田さんが知人の口車に乗せられていると感じ、転職するなら開業しようと勧めていたのです。しかし横田さんは、住宅ローンを支払えなくなることを恐れ、固定収入を求めて雇用される立場を選んでいたのでした。
そのため、陽子さんは現状に陥ったことの責任を横田さんに追求し、夫婦仲は崩壊寸前でした。

そんな状況の中、沈痛な面持ちで当協会に来られたお二人。お子様たちのためにも、リースバックで住み続けたいというご希望でした。
しかし、横田さんが組んでいたローンは、年利が高く、相場に対して残高がほとんど減っていませんでした。投資家の方に当たっても、家賃が下がらない可能性があります。

家を守ろうとすると、苦しい生活が続くかもしれない。でも、任意売却を行えば、引っ越し費用を捻出でき、適正相場の家賃の賃貸マンションに引っ越しできるかもしれない。その説明を受けた陽子さんは、横田さんにこう言いました。

「家は手放したくないけど、このままの生活が続くとあなたを責めてしまう。今は引っ越すお金もないけど、任意売却が成功したら近いところに引っ越して、余裕ができたら仕事を辞めよう。私も手伝うから、心機一転やり直そうよ。」

お二人は任意売却を決意し、３か月後、見事に成功しました。

お客さまのご感想

妻の意見を聞かずに転職したことでひどい状況に陥って、自己嫌悪と申し訳なさで苦しい日々を送っていました。相談に行った時の妻の言葉で、自分はなんで一人で考え込んでいたのかと反省しました。任意売却が成功して本当にうれしいです。
また、任意売却を進める中で、仕事を辞める決意をしたので、知人の不当な扱いに異議を唱えることができました。労働時間については少し緩和され、空いた時間で就職活動に励んでいます。

今回の担当者より一言

担当：浜崎雷

お金の問題は、家族の絆まで壊してしまうこともあります。今回の横田さんも、その一歩手前でした。しかし、当協会にご相談くださり、なんとか最悪の結末を避けることができました。
お引き渡しの時には面談の時からは想像もできないほど穏やかな表情をされていたお二人。嬉しそうに引っ越し先の話をする姿を見て、お手伝いができてよかったと心から思いました。