東京都の任意売却の解決事例収入減/失業、リースバック・親子間売買
働き方改革により残業代と休日手当がなくなり収入が減りました。ボーナスも減ってしまいローンの返済が難しくなってしまいました。

相談者	中川洋一（仮名）様
年齢	40 歳
職業	会社員
家族	妻（39歳）、息子（11歳）
住所	東京都町田市

お客様の希望

息子を今通わせている小学校と同じ学区内の中学校にそのまま卒業時まで通わせてあげたいため、あと3年半くらいは今のところに住み続けたい。また妻も、子供のことを考えて近所で働いて4年くらいなので、その環境もなるべくなら変えないでいられるようにしたい。今後の事も考え、息子の進学費も貯蓄していきたい。

解決までの流れ

働き方改革が提唱される2019年4月よりも3ヵ月前から、会社から「残業をしないように」と強制されるようになりました。
最初のうちは、残業も減って自宅に早く帰れることになって、子供との会話も増え、奥さんの代わりに家事や掃除も手伝うことが出来るようになったので、嬉しかったそうです。

また4月以降、「有給休暇取得の義務化」が規定され、会社からも毎月一定数消化するようにと促されるように。
あまりできなかった家族旅行などするようになり、今まで以上に家族とのコミュニケーションが良くなったとのことでした。

ただ、残業や休日出勤手当などでお給料を40万近くもらっていた中川さんでしたが、残業と休日出勤の禁止により10万以上ダウン。ボーナスも以前より落ちてしまった為、住宅ローンの返済が厳しくなってしまいました。

今までは貯蓄をしていたことと、奥さんも働いていたので、何とか家族との時間も大切にしながらやりくりしてきました。
ですが、これからの住宅ローンの返済や税金の支払い・息子さんの高校・大学の学費用の貯蓄のことを考えると支払いが近いうち行き詰まりそうとのことでした。

ご相談当初は住み続けるために、前もってご自身でお調べになってきた銀行の返済額を変更してもらう方法や、住宅ローンの借り換えなど返済額の調整方法に重きを置いていらっしゃいました。

しかし、こちらのご提案で、リースバックで買っていただける投資家さんの条件をいくつか提示させてもらったところ、前向きに検討されるようになりました。
前向きになっていただいた要因は次の3点です。
息子さんが中学卒業時までのリースバック時の賃料が希望金額に近づいた事、貯金もしていける余裕ができる事、奥さんの職場や住環境を変えずに済む事です。

元々、中川さんの住宅ローンを満額で借入していなかったことや、物件の立地等の状況であったこともありますが、諸条件を付けさせてもらうことで中川さんの希望を叶えることができ、無事リースバックに成功しました。

お客さまのご感想

相談当初は、全く売却のこと等考えていなく、返済金額を減らす目先のことしか考えていませんでした。
私が考えてきた方法もちゃんと聞いてもらった上で、色々な条件のご提案をいただきました。
今の生活を全く変えることなく、生活が行き詰まる前に手を打てたことは、非常に気持ち的に楽になりました。
また、転職をして給与が良くなったこともあり、息子の中学卒業時まで住めれば…とはその時思っていましたが、状況によっては買い戻しをさせてもらえる可能性もあるので、結果的に良かったです。
相談から1か月半ほどで解決してくださったので、本当に感謝しています。

今回の担当者より一言

担当：浜崎雷

今回の中川さんのケースで言えば、住宅ローンや税金などの滞納もまだなく、また住宅ローンも借入時に満額の借入をしていなかったこと等もあり、今後の選択肢としてはいくつもありました。

お子さんと奥さんのことを第一に考えていらっしゃったことと、貯金を少しずつしていきたいというお気持ちを考慮して、投資家さんにも提案させていただきました。
結果的にすぐ投資家さんと諸条件と中川さんとの希望の擦り合わせが出来ました。
もちろん所有者である中川さんが迅速に判断をして下さった、ということもありますが、いつも側にいらっしゃった奥さんが中川さんの意見を尊重して背中を押していらっしゃったからこそ、迷うことなく事が進んだのだと思っています。
これからも家族円満な生活を送ってもらえると嬉しいです。