長く勤めてきた会社が倒産。その後、就職したがそれまでのような給料はもら…
岡野宏介(仮名)様 53歳 会社員(印刷関係)
相談者 | 久田亜子(仮名)様 |
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年齢 | 44歳 |
職業 | 主婦 |
家族 | 夫(46歳)、子(19歳) |
住所 | 東京都足立区 |
任意売却かリースバックか、有利な方で解決したい
久田さんは東京都足立区のマンションでご家族3人でお住まいでした。元々ご主人は都内でサラリーマンとして勤務しており、年収600万円ほどあったので問題なく住宅ローンを返済していました。
状況が一変したのはご主人が転職したときです。年収は約半分になり、奥様の亜子さんはご主人に内緒で少しづつカードローンを利用するようになりました。
どうにもならなくなり、ご主人に打ち明けたときにはカードローンの残高はなんと250万円に・・・。また、本来は住宅ローンの返済に使うはずだったお金もその借金を返済するために使っていました。
ご主人は当協会にご相談に来られた時「そもそも私が悪いんです。妻にこんな思いをさせて申し訳なく思ってます。」「だからこそ何とかしたいんです。任意売却をお願いします。」と涙を流しておられました。
この時すでに競売を申し立てられる寸前でした。私はすぐに債権者(住宅ローンの借入先の金融機関)に連絡を入れ任意売却の手続きを始めました。また、カードローンの方も司法書士に債務整理をしてもらうように手続きして同時に進めることにしました。
久田さんご夫婦には協力してもらいながら任意売却を進め、あとはこのまま売却して引越しするか、リースバックにして住み続けるかの選択をする事になりました。
お二人の回答はリースバック。無事にもう一度ここで再スタートする事になりました。
主人に内緒にしてなんとかしようとあれこれしましたが、今思うと何の解決にもなっていませんでした。
初めて小野さんにお会いしたとき、主人が思わず泣いて本音を言った姿を見た時に「もう一度やり直そう」と思えました。
まさか住み続けられるとは思ってなかったので、小野さんに「リースバックで決まりましたよ」と連絡をいただいた時は思わず主人と抱き合いました。
久田さん、無事にリースバックができて良かったですね。カードローンの整理もできて私もホッとしております。
任意売却は、それ自体は不動産取引の一種です。しかし、ここに至るまでの苦悩、不安、絶望、そしてそれを乗り越えた先にある新しい生活のスタート。これらが絡み合う人生の大きな大きなターニングポイントです。
久田さんも、このターニングポイントを迎えて見事乗り越えられました。本当におつかれさまでした