消費税700万円を未納。経営難で住宅ローンも支払えなくなったが、店舗兼…
高田健一(仮名) 様 72歳 自営業/文房具屋
相談者 | 高橋仁 (仮名)様 |
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年齢 | 50歳 |
職業 | 会社員 |
家族 | 妻(52 歳)、息子(15歳) |
住所 | 神奈川県横須賀市 |
7月に銀行より一括請求の通知が届いた。息子は現在中学3年生で受験を控えている。 自宅については退去する心づもりは出来ているが、息子が中学を卒業する3月まではなんとか住み続けたい。
もともとのご希望はリースバック。奥さんや息子さんのために家を残す方法はないか。その可能性についてさんざん悩んだ挙句にようやく当協会にお電話いただいたのです。
私は当然ながらその可能性の追求のために投資家への相談の準備もしつつ、一度奥様と一緒に考えましょうとご提案しました。
そして高橋さんとの面談の後に再度奥様とお会いする機会を設けていただきました。
奥様に現在の状況や今後のこと、高橋家が選べる選択肢をご説明させていただいた後に、改めて奥さんの希望をお伺いしました。そうするとそれは高橋さんが想像していたものとは異なったものでした。
「家そのものには固執はしません。家族が笑って過ごせるんだったら、家賃のボロアパートにでも移って一からやり直すことも厭わない。ただし息子の卒業まで待ってくれれば!」と。
高橋さんのご自宅は査定額は2300万円。ローンの残りは1900万円ですが損害金は8,000円/日ずつ増えていきます。またこのままでいくと競売申立費用の60万円も上乗せされます。
そこで私は一般の方が買うより200万円ほど減額してしまうが、プロの方に買っていただき、半年間お家賃を払って住み続ける方法をご提案。リースバックよりも当然高く売れ、かつ損害金・競売申立費用がほぼ発生することなく競売を回避することができたのです。
相談するまでは「リースバックで投資家の方が買ってくれる金額ではローン完済できないのでは」、もしくは「家賃を支払い続けることはできるのか」と思い悩んでおりました。
小野さんが妻の話を懇切丁寧に聞いてくれて、また私自身のケアをするために慎重に言葉を選んで下さったことで、妻の本当の希望を引き出してくれました。
また少しでも高く売れるように違った視点でのご提案をして下さり、本当に感謝してもしきれません。
高橋さんご家族の強い絆が、任意売却の選択の幅を広げて下さいました。
お金に悩むとついつい家族同士でもギクシャクした関係となり、現状維持のために無理なリースバックを検討するケースもあります。
奥様のお気持ち・ご希望をお聞きした時、私自身とても温かい気持ちになりました。プロの方にはかなり無理言って買っていただきましたが、高橋さんご家族の絆が私の力となりました!