勤めていた会社の経営不振により給料が減少しました。また、重ねて体調を崩…
谷本健二(仮名)様 53歳 会社員(新聞社営業)
相談者 | 原田賢吾(仮名)様 |
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年齢 | 48歳 |
職業 | 会社員 |
家族 | 妻(46歳)・長男(19歳) |
住所 | 東京都立川市 |
任意売却をして住宅ローン支払いをやめたい。
原田さんは、立川市のマンションにお住まいでした。ずっとJR中央沿線で家を買いたいと思っていたので、マンションを買ったときは奥様といっしょに喜んでいました。
ただ、気がかりだったのはボーナス払いありの住宅ローンにしたこと。7月と1月は30万円も支払っており不安はありました。その不安が的中したのは、購入後10年が経ったときです。会社のボーナスが無くなり、すぐにボーナス払いができなくなりました。
そのうち毎月の住宅ローンの支払いも厳しくなり、とうとう銀行から代位弁済の通知が来ました。もうダメだと悟った原田さんは奥様とご相談に来られました。
ご相談を受けたときリースバックで住み続けることも可能であることをお伝えしましたが、「余裕をもって支払える賃貸マンションに引越しがしたい」というご希望でしたので、任意売却の手続きに入りました。
債権者(借入先の金融機関)の担当者は、普段から私がよく話をしてる人だったので、「いつものようにお願いしますね」と言われスムーズに任意売却は進みました。
問題なく任意売却は終わり、原田さん一家も引越しが終わりました。
一度銀行に相談に行ってリスケジュールをお願いしましたが、その場ですぐに却下されました。
その瞬間、頭が真っ白になりましたが必死にインターネットで調べていると任意売却を知りました。
せっかく手に入れた立川のマンションですが、家族の毎日の生活のほうが大切です。これからは気持ちを新たに頑張っていきたいと思います。
今般、リスケジュールはなかなか認めてもらえません。認めてもらったとしても2年間が限度でしょう。また、認められたとしても、その期間が終わると以前にも増して返済額が増えてしまいます。
つまり、問題の先送りになるだけの一種の延命措置なのです。根本的な解決にはなりません。
原田さんも、はじめは自慢の立川のマンションを守ろうとしていらっしゃいましたが、はっきり言うとリスケジュールをしたところで問題解決にはならなかったと思います。
無事に任意売却が終わり、新しい生活を始められた原田さん。今も時々お電話をいただきますが、お元気そうな声をお聞きするたびにお手伝う出来てよかったと思います。