千葉県の任意売却の解決事例離婚/連帯保証人、浮気/不貞
激務で家族を支えていたある日、妻の不貞が発覚。精神的にボロボロになった私を支えてくれたのは息子と協会さんでした。

相談者	森　聡（仮名）様
年齢	48歳
職業	会社員
家族	妻（45歳）、息子（15歳）
住所	千葉県流山市

お客様の希望

妻の不貞が発覚。離婚を検討しているが、息子には言えないでいる。高校受験も控えているため受験終了後に少しでも高く売却をしたいと考えている。

解決までの流れ

森さんは大手電機メーカーに勤めているサラリーマン。残業も多く、平日は早朝に家を出て、23時頃の帰宅。そんな生活を20年以上続けてきました。

奥さんはお子さんの出産をきっかけに専業主婦となりましたが、そんな生活が続く中で夫婦の関係は次第に冷ややかなものに。それでも家族のために一生懸命働いていらっしゃったそうです。

そんなある日、息子が塾に行っている間に早く帰宅することになりました。奥さんは森さんの帰宅に気付かず、誰かと電話をしています。
ただならぬ気配を感じ、よくよく聞いてみると、愛の言葉や旅行計画の話をしていたのです。その日は気づかないふりを装って対応し、後日興信所に頼んでみると残念ながら不貞行為が発覚。どうやら相手は高校時代の友人で、5年以上前から週に2回ほど逢う関係だったのです。

森さんは離婚するか悩みました。忙しい生活を続けていたので息子との関係も良好というわけではありませんし、離婚後息子を引き取るにしても毎日寂しい想いをさせることになる。やはり離婚は思いとどまるべきか。
しかし妻の不貞行為を黙認しながらの長時間労働は精神的にもかなりキツく、とてもじゃないけれどこんな生活をこれ以上続けられない。そんな中当社にご相談にいらっしゃったのです。

ご相談当初は、精神的苦痛から家を出るも出社できない日々が続いたことから、ローンのお支払いを心配してのご相談でした。しかしよくよくお話をお伺いしているうちに、奥様の不倫のお話が少しずつ出てきて、今後の方針についてどうすればよいかのご相談に切り替わっていったのです。

私はこのような質問をさせていただきました。「このまま不貞行為を黙認して夫婦関係を続けていくのと、それとも事実を伝えて離婚を選択するのと、10年後の息子さんはどちらを森さんに選択して欲しいとおっしゃるでしょうか。」と。そこから森さんは離婚を決断することになります！

ある日森さんは、思い切って息子さんを近くの喫茶店に呼び出し、離婚原因を告げることなく奥さんとの離婚を決断したことを伝えました。そうすると息子さんはこうおっしゃったそうです。

「お母さんの不倫が原因でしょ？！お母さんが他の男の人と親しくしているのはだいぶ前から知っていたよ。正直毎日一生懸命働いているお父さんにそのことを言い出せないことをずっと心苦しく思ってた。俺はお父さんについていきたい！」と。森さんはその時涙が止まらなかったそうです。

それから売却の話は受験を控えての引っ越しの時期だけを考慮しての販売となりました。そうしてしばらくして一般の方からの購入申込書が入り、無事成功したのでした。

お客さまのご感想

当初はローンの支払いを心配してのご相談でしたが、私と息子の心情を丁寧に聞いてくださり、ついつい事情を話してしまいました。
武井さんからの「10年後の息子さんはどちらの選択を望まれていますか」という問いかけに、はっとなりました。私は息子のことを子供だからと高を括っていたのです。
息子と話をした時、息子はもう一人前の大人なんだなと気付かされました。妻の不倫もそういう自分が招いた結果です。妻と息子の関係は今後も親子関係であり、ぎこちない部分もありますが、息子曰く以前よりストレスなく付き合えると言ってくれています。本当にありがとうございました。

今回の担当者より一言

担当：浜崎雷

ご自宅の売却というものは、金銭的な問題やご家族関係の問題など、何がきっかけとなるのかは十人十色です。特に当協会にご相談のお客様の売却理由はほとんどが後ろ向きな理由です。私はそういう意味でお客様が売却して1年後もその決断で正しかったと言って下さるよう、少しでもモヤモヤと残っている感情は必ずはき出してもらうよう心掛けています。息子さんに背中を押してもらい本当に良かったと思います。