離婚後、出て行った元夫が住宅ローンを支払い続ける約束で、娘と2人でマン…
前田恭子(仮名)様 51歳 パート
相談者 | 佐藤嘉彦 (仮名)様 |
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年齢 | 55歳 |
職業 | |
家族 | 妻(50歳)、娘(20歳) |
住所 | 東京都台東区 |
別居している妻がずっとそこに居座っているため、売りたいのに売れない。妻とやり取りしていただき、なんとしても売却してもらいたい。
佐藤さんが奥様と別居して早10年。もともと娘さんのこと以外あまり会話のない夫婦関係だったのですが、徐々にすれ違い、いつしか別居するようになりました。佐藤さんとしては早期に離婚したかったのですが、奥様が世間体などを気にするタイプでなかなか離婚を受け付けてくれません。
それから8年。ついに痺れを切らした佐藤さんは、かなり譲歩した条件で離婚の調停を行いました。しかし、そんな条件なかなかないと調停員に諭されたにも関わらず奥様側は頑なに拒否。離婚の弁護士費用の捻出も躊躇っていた際に、任意売却のサイトを見て当協会にご相談にいらっしゃいました。
佐藤さんのご希望は少しでも高く売りたいというもの。転職を機に収入が激減し、住宅ローンとの二重払いがきつい状況になっていたためです。ご相談時にはすでに滞納は4か月目に突入していました。
そこで当協会は、まずは奥様側にコンタクトを取りました。佐藤さんは、今回の売却によって1500万円ほど手に入る現金の中から、奥様に当面の生活費や財産分与的な意味合いとしてのお金なら一部渡すつもりがありました。そのため、それを原資にして奥様の協力を取り付けるやり取りをしていきます。
途中まではお引越しの件も含め金額次第では対応しますとおっしゃっていました。しかし、いざお客様のご案内に取り掛かると連絡が取れない状況に陥ります。佐藤さんにそのことをご報告すると、住宅ローンの滞納も6か月目に突入しそうで、ほとほと困り果てていました。
このままあと1か月すると期限の利益が喪失して損害金(8000円/日)が発生し、あと1か月後には競売の申立費用が別途100万円追加されます。再三奥様には連絡を取り続けましたが、これ以上はやむなしということで佐藤さんにあるご提案をしました。「この状態のままでプロの方が買ってくれると言ってくださったらどうされますか?」と。ご主人からしたら思いがけない提案だったそうです。
通常であればこのような案件を購入する方はプロでもそう多くはありません。しかし私自身がお部屋の状況を把握していること、また奥様の人となりを知っていること、この2点のご説明が買主にも伝わり購入の意思表示をしてくださったのです。
結果として一般の方が買うよりも200万円ほど割安にはなりましたが、2年前から目指していた、弁護士に依頼して調停→離婚をするという解決方法よりもかなりのスピード解決となりました。
2年前に弁護士にこのことを相談し、今まで離婚に向けてずっと頑張ってきました。しかしその間の住宅ローンと賃料の二重払い、問題解決までの時間が不明瞭、そして妻の対応次第では跳ね上がる弁護士費用、ずっと悩みながらやり取りしてきました。しかし全日本任意売却支援協会にご相談してから解決までの時間はわずか2か月。成功報酬で対応していただきましたが、報告も弁護士さんよりも頻繁にあり、この2か月間は安心して任せていられました。本当にお願いして良かったです!
実は今回のような方法での解決は私も初めてでした。私自身、買主の法的な保全等をよくよく当社顧問弁護士にヒアリングした結果問題なしとの判断だったので強気で交渉できました。なにかあったら私が全て対応しますと言った強引な交渉でしたが笑 今回の成功事例は行き詰った離婚問題の解決方法のひとつとなると自信を深めた事例でした!