収益マンションの家賃収入が減った中村さんのお父さん。住宅ローンの支払い…
中村壮汰(仮名)様 38歳 会社員(製造業)
相談者 | 吉本 裕子(仮名)様 |
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年齢 | 32歳 |
職業 | 会社員 |
家族 | 夫(35歳)、息子(4歳)、息子(2歳) |
住所 | 東京都新宿区 |
私が投資用マンションを騙されて買い、浮気もしてしまい家族にも迷惑をかけました。投資用マンションを売却し、出来ればまた家族と一からやり直したいです。
吉本さんは、自宅マンションを購入した不動産会社の営業マンから将来の年金代わりになるからと投資用マンションの購入を勧められました。
当初は購入する意思もありませんでしたが、担当者より「家賃収入で全ての支払いがカバーできますし、もし不安になった際には、いつでも元値で買い取ります」
という提案をされ、それならば損はないだろうと購入を決めました。
しかし、実際購入してみると、家賃収入のみでは全ての支払いを行うことが出来ず、管理費等や税金を自己資金で支払わなければならないため、吉本さんは騙されたと思ったそうです。
すぐに不動産会社へ連絡したところ、その担当者は行方不明との事。
不動産会社も多くのクレームが殺到しておりその担当者を探しているという事でした。
吉本さんには住宅ローンの他に約3,500万円もの負債が残りました。
後から調べて分かった事ですが、投資用マンションを相場の価格より約1,000万円も高い価格で購入させられていたそうです。
また、この頃、ストレスを抱えた吉本さんは出来心で職場の男性と浮気をしてしまいました。
そしてその事がご主人にバレて夫婦仲も悪くなり、離婚の可能性も含めた今後の話し合いをすることになりました。
離婚をしない条件は、投資用マンションを任意売却し、その残債務約3,500万円は全て吉本さんが支払うことです。
吉本さんは自己破産はしたくないので、なるべく高い価格で販売することを希望されました。
しかし、賃借人がいるとはいえ、表面利回りは約5%しかなく、なかなか全額返済は難しい見通しでした。
当協会でいつもご協力いただいている投資家の方々へも紹介しましたが、なかなか色良い返事はいただけませんでした。
そこで一般投資家へ向けて、粘り強く紹介を続けて行くことにしました。
すでにご主人や子供達と別居をされていた吉本さんですが、月1回子供達に会うことで、くじけそうになる自分の気持ちを奮い立たせて来たそうです。
そして、最初に相談されてから約3年、ついに希望金額に限りなく近い金額で購入してくれる投資家が見つかりました。
その後、無事に任意売却を完了することが出来ました。
長い間、精神的に支えていただき本当にありがとうございました。
投資用マンションも良い価格で売却出来たので、ほとんど債務も残りませんでした。また、子供の為にも、もう一度夫がやり直してくれる許可をくれたので、今から家族の為に頑張りたいと思います。
無事に任意売却を終えた吉本さんからお電話をいただきました。
また家族一緒に住むために引越しの準備で大忙しですと、うれしそうに言っておられ、私も本当に良かったと思いました。
任意売却が成功したことも良かったですが、私には家族がまた一つになれたことがもっと嬉しかったです。