両親が兄弟の連帯保証人になっていた為に自宅が競売にかけられました。何と…
津田直人(仮名)様 51歳 会社員(建築技術職)
相談者 | 塚田治子(仮名) 様 |
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年齢 | 75歳 |
職業 | 専業主婦 |
家族 | |
住所 | 東京都葛飾区 |
離婚をしたが、元夫が住宅ローンを払えなくなり、連帯保証人である自分にも一括請求が来た。請求されたところで支払えないのは明白なので、何とか任意売却をして残債を圧縮したい。本当は元夫に全て払わせたい。
塚田さんは、5年前の70歳の時に、いわゆる熟年離婚をされました。離婚の理由は、二人での生活に疲れてしまったとのことでした。
離婚する際に、夫が家を出て、塚田さんがマンションに残ることになりました。あと8年残っている住宅ローンは、夫が支払う約束だったので、塚田さんはそのまま専業主婦として暮らしていました。
離れて4年半を過ぎた頃、銀行から督促状が来ました。「住宅ローンが支払われていない」という文言です。
その時に、初めて、塚田さん自身が住宅ローンの連帯保証人であることに思い至ったのです。27年前住宅ローンを組んだ際のことなど全く記憶になく、まさか自分が連帯保証人であるとは思いもよらなかったとのことでした。
また、元夫が約束を破って支払わないとは思わなかったようで、その点も非常にショックでした。
元夫に連絡を取っても、のらりくらいで交わされて、困った塚田さんは、全日本任意売却支援協会にご連絡を頂きました。
当協会と提携している弁護士とご相談して進めていきながら、奥様から教えて頂いた元夫の連絡先、勤務先にも連絡をして、なんとかコンタクトが取れるようになりました。
最終的には、売却にも協力していただけることになり、無事に任意売却の運びとなりました。
元夫への連絡もつながらず、どうしようかと思いましたが、協会の小野さんがすぐに動いてくれて、何とか解決してくれました。やはりこういう時は、経験が大事なんだなと思いました。最後のお金をやりとりする決済の場では、絶対に元夫とは会いたくなかったのですが、小野さんが何とか会わないように2部屋用意してくれました。こちらのワガママに付き合わせてしまって申し訳ありませんでした。でも、小野さんにお願いして本当に良かったと思っております。
大変デリケートなお二人のご事情を汲みながら、それでも解決に至ったのは、最終的にはやはり何とかしたいというお二人の思いであったと思います。元ご主人にも事情を聴きましたが、意図的に払っていなかった訳ではなく、状況がそういう風にさせてしまったということでした。「お互いのために離婚したのに、逆にローンがお互いを縛り付けるようなことになってはいけない」との元ご主人のお言葉が印象的でした。