定年退職後に自分のヘルニアが原因で再就職先へ行けず。収入が途絶えてしま…
山城 光夫(仮名) 様 62 歳 運送業
相談者 | 田口貴美子 (仮名)様 |
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年齢 | 59歳 |
職業 | パート |
家族 | 母(89歳) |
住所 | 埼玉県所沢市 |
父の医療費で借金がかさみ、一生懸命働いても返済が追い付きません。もう心も体も疲れ果てたので、一度自宅は売却して引っ越し、母と再出発をしたいです。
田口さんは、ガンになったお父さんの医療費を捻出するために自宅を担保に借金をしました。
しかし、長年の闘病の甲斐なく他界され、残ったのは沢山の借金だけでした。
さらに高齢のお母さんの面倒も見なければならず、自分の事は二の次にして仕事と介護に何年も一生懸命取り組んで来ました。
ところが、悪いことは重なるもので、田口さんを保証人として借金をしていた弟が返済に詰まり、その担保として自宅が差押されたのです。
次第に、管理や税金も滞納し、とうとう最後に管理組合から競売を申し立てされてしまいました。
新しい部屋を借りて引越しをするには一般的に50万円程の費用がかかります。
なんとかその費用を捻出してもらおうと、田口さんはTVでCMをよく見る某大手不動産会社に任意売却を依頼しました。
依頼して数ヶ月が経過してもなかなか話がまとまらず、だんだんと入札の期日が迫ってきました。
田口さんは居ても立ってもいられなくなり、今度は任意売却を専門に扱っている会社を探し、当協会にめぐり合いました。
今回のように管理組合が競売を申し立てたケースでは、管理費等の滞納額が高額になっていることが多く、
田口さんのケースでも請求金額は数百万円でした。
買主を探す時も、その滞納管理費等がネックになります。
しかし、当協会では管理組合の窓口の弁護士の方と出来る限りの交渉をします。
管理組合の理事会の方々は、金額云々より、他の区分所有者から非難されない公平な結論だけを欲している場合が多いからです。
今回の田口さんの場合も、請求額に弁護士費用や競売申し立て費用等も計上されていたので、それは拒否して純粋に管理費等の支払いをすることで合意できました。
そして、そこからは一気に話が進み、何とか期限までに任意売却をして無事引越費用を確保することができました。
また、今まで苦しんできた借金も完済でき、管理費や税金も精算できました。
悩んでおりましたので、相談出来て良かったと思います。
右も左もわからない状態でしたので、今は安堵しています。
前を向いて歩こうと思える様になりました。
色々ありがとうございました。
決済日に田口さんはとても緊張されていましたが、
「本当にありがとうございました。」とおっしゃった時の笑顔がとても素敵でした。
大手不動産会社だから任意売却に精通しているわけではありません。
どの相談者の方も、それぞれに事情が違い、オーダーメイドな対応が必要です。
当協会は大手不動産会社よりも圧倒的に多くの任意売却を手がけているため、相談者の方をゴールへ導いています。