仮想通貨で退職金が水の泡……。老後の生活に向けて任意売却を成功させ、親…
朝倉 裕史 (仮名)様 62歳 年金受給者
相談者 | 新美 宗光 (仮名)様 |
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年齢 | 60 歳 |
職業 | 派遣業 |
家族 | 妻(58歳)、息子(23歳) |
住所 | 埼玉県川口市 |
自宅にそのまま住み続けたい。妻もあと2年で退職となると、二人とも今までのような収入ではなくなるので、今後の住宅ローンの支払いが不安。特にボーナス払いが40万円と大きく、滞納してしまう可能性が高い。これを何とかしたい。
60歳で定年を迎えた、新美さん。
今は派遣として働いていますが、退職金がなかったため、住宅ローンが残っている状況です。
さらに、ボーナス月が40万円の支払いになっていて、これがとても大きな負担となっていました。
貯蓄はあり、新美さんの奥さんも、まだ2年お勤めが残っているので、今のうちに対策として、なんとかしたいとのことでした。
ご来社頂いて、リースバックを提案させて頂きました。
リースバックであれば、住宅ローンの残額を返すことができ、更に月々のお家賃が固定となります。
どこへ引っ越したとしても、家賃はかかるので、それであれば引っ越すことなく自分の家に住み続けた方がお二人の負担は少なくて済みます。
幸いにして、23歳の息子さんが今年大学を卒業して就職したので、息子さんも家賃の負担をしてくれるとのことです。
実は住宅ローンの支払いの件で妻とも喧嘩が絶えず、少し家族がギクシャクしていました。しかし、腹を割って今の状況を伝えて、息子にも家賃協力をして欲しいと素直に伝えたところ、逆に団結力が高まったような気がします。そこで思ったのは、家のことは重要ですが、それよりもやはり家族の絆の方が重要だなということです。恥ずかしい部分をさらすのには抵抗がありましたが、何とか乗り越えられて本当に良かったです。
定年という避けられないタイミングで、新美さんもおっしゃっていましたが、まさに家族の絆を見ました。何度も任意売却もしくはリースバックをお手伝いさせて頂いておりますが、いつも思うのは、協力者が多いほど、成約される可能性も高いということです。その危機を救ったのは、今回の新美さんの場合、息子さんでありました。本当にリースバックが出来て、そのお手伝いが出来て良かったなと思います。