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住宅ローンを共有名義で組んでいるので連帯債務があるが、離婚するとどうなる?
回答日:2021年11月22日
連帯債務の場合、夫婦のどちらにも住宅ローンの支払い義務があります。
そのため、離婚時の話し合いで、どちらか一方が住宅ローンの残りを全て支払うと約束をした場合でも、連帯債務を解消することはできません。
なぜなら、連帯債務は夫婦間の問題ではなく、金融機関との間で取り交わした契約だからです。
ですので、連帯債務者でいる限り自宅に住むことがなくなっても、住宅ローンの支払い義務を負い続ける必要があります。ただ、金融機関との話し合いの上で連帯債務を解消することは可能です。
その場合、3つの方法があります。
1つ目は、連帯債務者の変更です。元の連帯債務者と同程度の返済能力がある人を新たな連帯債務者候補として、金融機関と交渉をします。そこで金融機関から同意を得られた場合、連帯債務者の解消が可能です。
2つ目は、住宅ローンの借り換えです。別の金融機関にて住宅ローンの借り換えをすることが出来れば解消も可能になります。
また3つ目としては、自宅を売却し住宅ローンを完済することです。売却することでローンが完済できればスムーズに解消することができます。
しかし、ローンが残ってしまう場合、引き続き連帯債務者としての義務は残りますので、その点は注意が必要です。
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