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期限の利益の喪失って何ですか?
住宅ローンを3ヶ月滞納しています。銀行から郵便が届きました。
法的手続きと書かれていたのは競売のことと理解できましたが、期限の利益の喪失により、と書かれています。期限の利益の喪失とは何なのでしょうか?
ちなみに、固定資産税も2年くらい払っていません。
東京都青梅市/M・Jさん(男性)
回答日:2015年2月6日
期限の利益の喪失、確かに聞きなれない言葉ですよね。
まず、「期限の利益」とは何か、というところからお話します。住宅ローンの場合、通常、30年とか35年の長期で返済するケースがほとんどです。ローンの契約者は銀行と「毎月、決められた額を決められた期日に支払う」という契約を交わしています。つまり、ローン契約者は住宅ローンを分割して支払う権利を持っているということです。
よって、「期限の利益の喪失」というのは、分割して支払う権利を失うということです。では、どういった場合に期限の利益を喪失するかというと、分割して支払うべき住宅ローンの返済を滞った場合や自己破産を行った場合などです。期限の利益を喪失すると、住宅ローンの残りを一括で返済すること、加えて、年14.6%もの遅延損害金を課せられます。
ちなみに、固定資産税も滞納されているとありましたが、税金の滞納も最大14.6%の延滞税がかかります。税金の滞納は、自己破産をしようと支払いを免れることはありません。悪質な滞納者ととられないように、早急に役所へ連絡をしましょう。
どのような段取りで対処していくべきか、など、お気軽にお問い合わせください。