任意売却で住宅ローンの滞納・競売・差押の問題を解決したい方々のために。

一般社団法人 全日本任意売却支援協会 平成30年度相談件数1,500件以上

代表理事コラム

大切なこれからの生活

2013年11月15日

中山さんは建築関係の会社を経営していました。

 

 

大阪市内に一戸建て住宅を購入し、妻と子どもと共に幸せな日々を送っていました。

ところが取引先が前触れもなく倒産。

これをきっかけに資金繰りが行き詰まり、ついに中山さんの会社も倒産。

 

ご相談に来られた時には、すでに住宅ローンを約半年間滞納しており、

督促状が来ているという状況。

これは、金融機関はすでに「競売に向けて話を進めている」ということを意味します。

通常、3~6カ月位で物件は差し押さえになりますから、

言い換えれば、中山さんの家は、あと数カ月で人手に渡る可能性があるのです。

対応を急がなくてはなりません。

 

 

また、お金の心配事が他にもあることが分かりました。

一緒に相談に来られた奥さんからその話が出ました。

 

 

銀行からの借入れのほかに、消費者金融からの借金があること。

奥さんが、生活費の足しにと10万円をカードで借りたが、

月1万円の返済ができないために「ブラックリスト」に載っていること。

 

奥さんは会社の倒産と同時にパートで働き始めたが、

借金が減らず先行きも不透明で毎日が苦しいこと。

 

中山さんは、

お金の問題が膨らんでから、家庭から明るい笑顔が消えたことを

自分の責任として非常に悔やまれていました。

 

 

 

ですが、すでに起こってしまったことは仕方ありません。

大切なこれからの人生を共に考えていくこと、それが私たちコンサルタントの役目です。

 

 

中山さんのマイホームは、遠くない時期に競売にかけられることが予測されていました。

実際に、「今後どうしていきたいか」の選択を下すのに、それほど時間的な猶予は残されて

いません。

 

 

このまま住み続けたいのか、借金にさっさとけりをつけてやり直したいのか。

 

 

中山さん一家の願いは、借金にさっさとけりをつけてやり直したい、

しかも、近所の手前、競売だけは避けたい、というものでした。

 

 

 

すぐに金融機関との話し合いをスタートしました。

スピーディな解決のためには、やはり、不動産の専門知識と、

金融機関との調整の経験が必須です。

 

中山さんは、金融機関から生活支援資金を出してもらうことができ、

その資金により引越しすることができました。

 

ご相談頂いてから解決までに約3ヶ月というスピードでした。

 

 

 

中山さんは、会社が倒産したことで、当初は自分を人生の失敗者のように

考えられていました。ご家族との関係が冷えたことで、より一層精神的な

負担が大きかったようです。

 

しかし、今後の生活のため、競売を避けようと家族で解決にあたったことで、

気持ちが「これから」に向かったそうです。

協力しながら再出発したいとおっしゃっていました。

 

ローンの返済でなにもかもを失ってしまう前に、

任意売却という解決方法で、再出発することも可能です。

 

任意売却の専門家にご相談ください。

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