転ばぬ先のリースバック

みなさん、こんにちは。

全日本任意売却支援協会の松山です。

 

2017年の仕事始めから早1週間が経過しました。

私も正月気分を忘れ去り、フル回転で業務に邁進していきたいと思います!

 

さて、本日は会社経営されているAさんのお話をしたいと思います。


 

Aさんは建築設備関係の会社を経営しており

一時は売上高が1億超で、年収は1000万円を超えていました。

 

しかし取引先が昨年1000万円の不渡りを出したことから

急に資金繰りに窮することに。

当然金融機関への事業資金の返済についても難しい状況に陥ります。

 

 

そこでAさんは各金融機関(3行から5000万円)に

リスケジュール(返済金額の減額)の申し出をしました。

そして各金融機関のご理解のもと、月々の返済額を20万円から4万円ほどにしてもらったのです。

 

相談

 

私が相談を受けたのは、ちょうど各金融機関からリスケジュールの

回答を貰う前の時期でした。

 

各金融機関の承諾を貰った時は本当に嬉しそうにご報告をいただき

私も安心したのを覚えております。

 

しかしこのリスケジュール、経験したことのある方はお分かりかと思いますが

1年間という期限付きなのです。

それまでに状況が好転しない限り元の返済金額に戻ってしまいます。

 

 

そこで私は改めてAさんの会社の借入状況を確認させていただきました。

そうするとほとんどの借入は保証協会付のため無担保での融資となっていたのです。

なのでAさん名義のご自宅は住宅ローンのみの抵当権が設定されているだけでした。

 

不動産の評価は2000万円

住宅ローンの残高は1000万円です。

 

※Aさんは長男だったため、10年前にお父さんが所有する土地の上に

新築を建てて両親と同居をスタート。

住宅ローンは現在Aさんが債務者として返済を続けており、2年前にはお父さんも亡くなり

土地をAさんが相続。現在も滞りなく住宅ローンを支払っている状況です。

 

仮に各金融機関の返済が滞り始めると保証協会に代位弁済され

Aさんのご自宅に差押が入ります。

 

そこでセールス&リースバックの提案をしました。

 

今リースバックを決断したら以下のメリットがあります。

1、仮に倒産したとしても住み続けることは可能(数年後買戻しも)

2、賃料は会社の経費扱い

3、確定申告にて売却損を計上。税金の還付も可能性あり。

※相続している場合は売却損の計上がない場合もあります

 

Aさんの家族構成は

Aさん(40歳)

奥さん(37歳)

Aさんのお母さん(70歳)

Aさんのお子さん3人(中学1年生男の子・小学5年生男の子・小学2年生女の子)

の6人家族です。

 

育ち盛りのお子さんもいれば、ずっと住み慣れた住まいに居続けたいお母さん

もいます。

 

そのような状況の中で自宅を守ることも考えながら

会社の立て直しをしなれればならないというのは相当の心の負担があると思います。

 

ちなみに支払いが滞り保証協会の差押(5000万円)がされれば

不動産評価2000万円 ローン残高6000万円となり

当然セールス&リースバックはもう叶いません。

 

そんな私の提案をAさんはいろいろなものを天秤にかけながら

最終的に決断することとなりました。

Aさんも今は「事業立て直し後に買戻しをする」と息巻いています。

投資家さんからも買戻しを待っているよと温かいお言葉をいただいています。

 

転ばぬ先のリースバック!

それを改めて確信したAさんと私の体験でした。

 

おわり

 

リースバック

住み続ける方法(リースバック) Q&A

  1. 売却しても借入れは残りそうですが、住み続けられますか?
  2. 子どもの中学卒業までなんとか住み続けられますか?
  3. 高齢のためローンのない家をリースバックで住み続けたい。
  4. リースバックをすると不動産の所有者の名義はどうなりますか?
  5. リースバックの家賃はどうやって決まるんですか?

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