ごみ屋敷のリースバックが成功した事例

こんにちは、任意売却コンサルタントの浜崎です。

ニュースでごみ屋敷の特集を見るたびに、その住人の暮らして来た背景が気になります。

大抵の方は、元々きれい好きで片付いたお部屋に暮らしていたことでしょう。

しかし、何かのきっかけでそうなり、物に囲まれることで自分を守ろうとしているのか、片づけたら終わりでなく、原因を解決しないとまた同じことになるのではと思います。

そこで、今回はごみ屋敷の家をリースバックできたお話です。

ご相談者は、東京都中野区にお住いの杉本さん(仮名)です。

杉本さんは東京出身で、有名大学卒業後、SEとして大手企業で働いてきました。

そして、15年前の37歳の時に当時交際していた方との結婚も考えて、中野区に4,700万円の3LDKのマンションを購入しました。

すべてが順風満帆に進んでおり、杉本さんの両親もとても喜んでくれていました。

ところが、SEという仕事柄、精神的な負担も大きく、ストレスをため込む性格の杉本さんの心は実は悲鳴を上げていたのです。

 

そしてある日、とうとう杉本さんの心が耐え切れなくなりました。

しばらく仕事が手に付かなくなり、杉本さんは上司に相談した結果、会社を休職することになりました。

そんな杉本さんを最初は彼女も励まして支えていましたが、一向に症状が改善しない日々が続き、次第に2人は些細なことが原因でケンカをするようになりました。

やがて顔を合わせるたびに喧嘩が絶えなくなり、ついに彼女は杉本さんの元を去って行きました。

 

1人になった杉本さんは仕事に行けない悔しさと、彼女を失った後悔で、自暴自棄になり、手当たり次第に買い物を続けました。

やがてクローゼットが埋まり、床にも買った物が積み重なっていきました。

そして、1部屋が荷物で埋まると、次の部屋にまた同じように買った物を次々と放り込みました。

結婚資金にと貯金していたお金も底を尽き、ついにはキャッシングで借金をしながらも買い物を続けて行きました。

3LDKの広いマンションも、1部屋ずつ物で埋まっていき、ついにはキッチンやお風呂、トイレの床まで物で埋め尽くされました。

やがて、住宅ローンの返済も遅れ始め、家には督促状も届くようになりました。

心配になってたまに様子を見に来ていたご両親は、ちょうどその頃に介護が必要になり、施設に入ることになりました。

 

誰も来なくなった部屋で督促状をぼんやりと眺めながら、リビングの真ん中のわずかな隙間で暮らす日々が続いた後、杉本さんはある日ふと我に返ったそうです。

『このままこんな状態を続けていては自分も立ち直れないし、親不孝以外の何ものでもない。』

 

そう思った杉本さんは、スマホを握りしめ、まずは仕事に復帰する連絡を上司に入れました。

次に、滞納が始まっていた住宅ローンと借金を一度全部返してすっきりして再出発しようと思いました。

しかし、せっかく購入した家を手離して引っ越す決断はどうしても出来ません。インターネットで調べていくうち、「リースバック」という方法があることが分かりました。

自宅を売却して資金を得ることが出来る上に、そのまま賃貸で住み続けることが出来ると書いてありました。

 

杉本さんはこれしかないと思い立ち、すぐに当協会へ問い合わせをしてくれたのでした。

つづく

 

>>リースバックとは

>>任意売却とリースバックで住み続ける