任意売却事例!市街化調整区域でも任意売却できる?

こんにちは。全日本任意売却支援協会の浜崎です。

 

そろそろ夏休みも終わるころですね。

しかし外ではセミの大合唱。気温も連日30度超え。

夏の疲れが出てくる頃です。ご体調にはご配慮下さいね。

 

さて、先日、任意売却を無事完了された方のお話です。

 

中村さん(仮名)は、一戸建てを第三者に賃貸し、

いわゆる不動産オーナーとして、家賃収入を得ていました。

 

ところが、今年の初めに賃借人が契約満了に伴い退去すると、

なかなか新しい賃借人が入らない状況になってしまいました。

 

もともと、自分の自宅であるマンションの住宅ローンと、

この一戸建てのローンも払っているという状況だったのですが、

家賃収入がある場合は、相殺できていたので、

自分の住宅ローンの支払いだけを考えていれば良かったのです。

 

ところが、新しい賃借人が入らないと、

二重払いとなり、生活を圧迫するようになりました。

 

中村さんは、ともかく負担を軽くするために、一戸建ての売却を

検討しようと、近くの不動産会社に相談に行ったのです。

 

ところが、不動産会社の担当者は、

「市街化調整区域だから、取り引きできません」と

言ってきたそうです。

 

もう1件の不動産会社にも相談に行ったところ、

「金額どころか、うちでは売却できません」と、

同じように言われてしまったそうです。

 

「市街化調整区域」とは、基本的に新しい建物を建てたり、

増築したりすることを抑制するエリアです。

 

つまり、簡単に言うと、今ある建物を取り壊して新築を建てたり、

増築したりするのに規制がかかるエリアということです。

 

もちろん任意売却も難しくなります。

 

そのため、不動産取引でも数が少ないうえに、

売却価格も通常家が普通に建てられる「市街化区域」に

比べて想像以上に価値が低いものとなってしまうのです。

 

実は、日本の約10.3%がこの市街化調整区域で、

首都圏近郊にもかなり存在するのです。

 

さて、中村さんも、市街化調整区域と、言われても

何のことがさっぱり分からず、不動産会社に立て続けに

売却を拒まれて非常に困り、たまたまホームページで

全日本任意売却支援協会のことを知って、ご相談に来られました。

 

「市街化調整区域だから売れないと言われました!」

「そもそも購入するときに調整区域うんぬんの話は聞いていない!」

「どうしたらいいでしょうか。このまま二重払いが続けば

生活がどうなるか分かりません!」と仰っていました。

 

全日本任意売却支援協会では、不動産を調査する部門があり、

任意売却がスムーズに行えるよう、

実情に即した不動産の査定を行っています。

 

その調査の結果、確かに中村さんの家のエリアは

市街化調整区域でした。

 

しかし、しっかりと調べてみますと、

その市では、同用途の場合の建て直しは可能との見解でした。

 

つまり、「居宅」を「店舗」「工場」に変更することは出来ないが、

「居宅」として建て直すことは認めるとの見解を得たのです。

 

その前提で販売活動をしたところ、ちょうど、

その家の4軒となりに住んでいるという方が現れ、

子供夫婦のために買いたいということになったのです。

この間、なんと3週間でした。

 

中村さんも、任意売却での予想外のスピード決着に

びっくりされておりました。

 

結果として、中村さんは戸建を任意売却することで、

ローンの二重払いも解消し、今では、自分の家の住宅ローンだけを

しっかりとお支払いして、生活環境を整え直しているそうです。

 

このように他の不動産会社で売れないと言われた家が、

プロがしっかり調査することで、売れる家になるのです。

 

もし、これを読まれている方で、市街化調整区域に住まわれていて、

売却したいのに難しいと言われたことがあるようでしたら、

一度、全日本任意売却支援協会にご相談のお電話を下さい。

 

 

終わり

 

任意売却とは

≪任意売却に関するページ≫

  1. 任意売却のデメリット
  2. 任意売却の費用
  3. 任意売却後の残債務について
  4. 任意売却によるリースバックで住み続ける

≪任意売却Q&A≫

  1. 住宅ローン以外に、複数の借入れがあります。任意売却はできますか?
  2. 手元に現金が無くて引越しもできません。それでも任意売却は可能ですか?
  3. すでに他社へ任意売却を依頼していますが、相談してもいいですか?