元夫が滞納。妻が返済できるも間に合わず。

こんにちは、全日本任意売却支援協会の大石です。
関西では、この週末にまとまった雪が降り、見慣れた景色が一変しました。
まだまだ寒い日が続きますので、皆さんも暖かくしてお過ごしくださいね。
本日も任意売却のご相談電話をいただきました。
お電話いただいた山口さん(仮名)はお子さん2人とマンションにお住まいです。

 

このマンションのローンを離婚した夫が払っていくという約束だったそうですが、
元夫が返済を滞り、裁判所からの通知で競売になることを知ったという内容の
ご相談でした。

 

山口さんのお子さんは中学生と小学生で、これから教育費がかさみます。
山口さん自身は会社員として勤務されており、なんとかローンの返済もできるから
返済しながら住み続けたいということでした。

 

しかし、すでに銀行から裁判所に競売の申し立てがなされており、
住宅ローンの返済を続けるという希望を伝えるには時すでに遅し、でした。

こちらのページを参照してください。住宅ローンの滞納状況ごとに
詳しく解説しています)

 

選択肢は3つです。
(1)通常売却
(2)任意売却
(3)競売
競売を開始するまでにどの方法をとるのか。
(1)であれば、売却価格と住宅ローンの残額との差額を準備しなければなりません。
山口さんの場合は、この選択肢を選べませんでした。
残るは任意売却か競売か、です。

 

山口さんの希望は
「子どもたちが学校を卒業するまで、これまで通りこの家で生活すること」
でした。

 

競売になることは、お子さんにとっても負担になります。
かといって、いつまでもこの家に執着したくない、という思いもお持ちでした。

 

マンション

 

そこで、任意売却で第三者に購入してもらい、
家賃を支払って住み続けるという解決方法を提案しました。

 

早速、元夫に連絡をとり、山口さんの希望を伝えました。
(不動産の売却はローンの名義人である元夫の協力が必要になります)
お互いに直接やりとりをしたくないとのことで、相談員が間に入って
任意売却を進めています。

 

住宅ローンの滞納が続くと、競売まで待ったなしで手続きが進みます。
任意売却も実施できる期間が決まっています。

 

ですから、早め早めにご相談ください。

おわり

 

離婚前後の住宅ローンの問題は任意売却で解決