離婚時にローンのことでは悩んでいられません・・・
みなさんこんにちは、任意売却コンサルタントの松山です。
気温もぐっと上がり、夏が近づいてきたように感じます。
さて先日、任意売却で相談いただいた方の事例を紹介させていただきます。
さいたま市にお住まいの今井さん(男性・仮名)は奥様と離婚で調停をしていました。
原因は奥様の借金問題が発端との事。
しかし自宅が共有名義でもあり、債務も共有でした。
奥様はすでに実家へ帰っており、ローンの支払いもしていませんでしたが、
今井さんは自分が住む家の為、ローンを払い続けました。
しかし元々2人で払うローンでしたので、毎月18万にのぼる金額でした。
広すぎる家、高いローン、さらに仕事もうまくいかず収入が下がりはじめ・・・
ついに支払いが滞りました。
同じ債務者である奥様の元へも催促督促はきます。
債務者である以上、片方に債務を押し付けることはできません。
今井さんはどうしてよいかわからず、当協会に相談にこられました。
「これ以上離婚のことや借金問題で悩んでいたくない。」
「今後も引越できるかどうかも不安だ」
行く末について希望が見いだせず、とても不安で相談にこられました。
当協会にて今後の流れと得策について説明を聞いていただき、
少し安心していただくことができました。
今井さんは状況が状況だったので、離婚について調停をすすめていましたが、
自宅の整理の方からはじめていきました。
私の方で、銀行やその他債権者と調整をすすめ、
なんとか債務を減らせるように販売をつづけていきました。
先に引っ越してから販売をしていきたい、とのご希望でした。
自宅の荷物が多かったこともあり、
格安で片付けを行ってくれる廃品業者さんにも手伝ってもらい、
荷物の整理がつきました。
今井さんは当初引越先が見つかるかどうか、大変不安を感じておられましたが、
すぐに引越先がみつかり、段取りも整いました。
相談にこられた皆様、たいがい引越先は見つかっています。
特に空室問題で借り手市場の賃貸業界。
都内のとても良いとこならまだしも、
贅沢を言わなくても、そこそこの家を皆さん見つけています。
もちろん住んでいるままでも販売はできますが、
人が住んでいない空間の方が広く見えることもあり、
売る際の引き合いは強まります。
そして、早速買い手もみつかり、
競売にすることなく自宅の整理ができるようになりました。
奥様の名義も入っていたので、奥様ともやり取りをさせてもらい、
二人が納得できる形での決済手続きを行う事ができました。
決済を終え、今井さんは
「問題がひとつひとつ片付いていってよかったです。」
「説明も聞けて安心した状態で任意売却をできました」
とおっしゃっていただけました。
その後奥様との調停は行わなかったようです。
決済手続きの中で奥様とのやり取りがあり、話しあうことができたそうです。
一緒の人生は歩まない様子ですが、一つ争いが減ってよかったと私は感じました。
今後どうなるか、知っているだけでも安心できるかと思います。
一人で迷わず、ご相談下さい。
- ①離婚後でもリースバックならそのまま住み続けることが可能
- ②離婚するので住宅ローンの名義を変更したい
- ③夫婦間で連帯保証人になっている住宅ローンは、離婚時に問題になりますか?
- ④離婚時の財産分与、住宅ローンが残っている不動産はどうすればいいですか?
- ⑤離婚することになり、住宅ローンの残額(残債)がある自宅を売却したいです。
- ⑥離婚後、養育費に加えて住宅ローンの支払いもあり、生活できません。