任意売却のメリット
全日本任意売却支援協会の専門相談員の松山です。
今回は任意売却のメリットをお伝えします。
1.競売と比べて、残債(残った住宅ローン)を減らすことが可能。
残債とは、家を売却しても支払い切れずに残ってしまった住宅ローンのことです。
任意売却は、市場価格に近い価格で販売ができるため、競売と比べると高い金額で売却することができます。その結果、残債が減り、その後の生活の再スタートにつながります。
また、残債の支払いついては、銀行が柔軟に相談にのってくれて良心的に応じてくれます。
競売になってしまった場合、多くの場合は転売目的の不動産業者が買い取るため、市場価格の4~5割ほど安い価格で落札され、残債が多く残ってしまいます。
2.引越し費用、諸費用を売買代金から捻出できる。
任意売却は債権者(お借入先の銀行)とのお話し合いのうえで行われるため、必要な諸費用や引越し資金を売買代金の中から捻出することが可能です。
当協会で任意売却をされた方は、皆さん引越し費用を確保されています。競売になった場合は、引越し費用もらえません。さらには強制退去を命じられる場合もあります。
3.家族のプライバシーを守ることができます。
任意売却は、近隣に知れ渡る前に売却活動を行うため、住宅ローンの返済状況や差し押さえの事実を周囲に知られることはありません。
解決されたご相談者からは「競売を避けられたことで、精神的に楽になれた」というお声をたくさんいただいています。
競売の場合は、自宅の写真や詳細な情報を掲載した広告が出回り、近所に知れ渡ってしまいます。また、不動産業者や競売業者が下見に来る事もあります。
4.残債(残った住宅ローン)の返済計画を立てられる
住宅ローンの返済が難しくなっての売却、ということを債権者(金融機関)に理解頂けているため、残ってしまったローンについても、現実的に返済が可能な金額で計画を立てることが可能です。
生活状況に応じて、無理なく返済できるように再スタートしましょう。
5.協力者により、住み続けられる
任意売却なら、現在のお家に住み続けることができます。というのも、売却後に自宅をそのまま賃貸住宅として住むことができるのです。つまり、下記のような関係になります。
買主=大家さん
売主=住人
お身内の方が大家さんになることもできます。また、当協会や、投資家さんが大家になることもできます。
ただし実現のためには、いくつか必要な条件がありますので、ご希望の方に向けてご面談時に詳しくご説明しています。
一方、競売の場合は落札されてしまうと、立ち退きせざるをえなくなります。
任意売却は誰かに強制されるものではありません。文字通り任意なのです。
しかし、このように見ていくと、任意売却は競売と比べると圧倒的に有利なことがわかります。そして、これらのメリットがあるために、やはり皆さんが任意売却することを選択するのです。
以上、任意売却のメリットをお伝えしました。
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