地域別の任意売却について【東京編 】
全日本任意売却支援協会の松山です。
毎日多くの方々から任意売却のご相談をいただきます。その範囲は北海道から沖縄まで日本全国です。
今回は東京の方が任意売却をする場合の特徴を解説します。
東京に自宅がある方が任意売却をする場合、その成功率は極めて高いと言えます。
その主な理由は、
①東京は日本一の人気エリアである(流通性がある)
②価格の下落が緩やかである(高額で売却できる)
任意売却は特殊な不動産取引ではありますが、あくまで不動産取引です。買う人がいてはじめて成立するものですので、人気がある場所かどうかは非常に重要なのです。
たとえ立派な家であっても、人口が少ない、または、便利ではない場所であれば、やはり任意売却は成立しません。
その点からすると、東京都内の多くの場所は人気があり、流通性がありますので、任意売却が成立する可能性が他のどの県よりも高いと言えます。
また、東京は他府県と比較すると、物件価格の下落が非常に緩やかなため、購入してから十数年が経ったとしても高額で売却できる場合があります。そのため、債権者(借入先の金融機関)の承諾も得やすいのです。
その一方、任意売却が成功しないケースでは、次のような理由が挙げられます。
①債権者(借入先の金融機関)が任意売却を認めない
②税金の滞納額が極めて高額である
③競売まで時間がない(物理的に不可能)
これら成功しないケースは、いずれも稀ですが、東京に限ったことでなく、どの地域でも一定数あります。
①の債権者(借入先の金融機関)が認めないケースとしては、過去に何らかのトラブルがあった場合が挙げられます。
②と③については、早めに解決に動くことで回避できます。
税金の滞納額は雪だるま式に増えますので、そうなる前に早め早めに手を打つことで任意売却の成功率は高まります。
その他の、東京の任意売却の特徴としては、リースバックが可能である点が挙げられます。
リースバックとは、「任意売却をした後もそのまま賃貸住宅として住み続けること」です。つまり、任意売却で競売を回避したうえ住み続けることができるという、極めて有効な手段なのです。
東京のような人気のエリアについては、不動産の価格の下落幅が少ないので、不動産投資する場合に安全性が担保されます。
そのため、東京は投資先としての人気もあるのです。
マンションの場合はいわゆる“分譲賃貸”となります。もちろん一戸建ての家もリースバックが可能です。
以上のように、東京は、任意売却、リースバック、いずれも成立する可能性が高いといえます。ただし、早い段階での手続きが成功のカギとなります。
もうどうにもならない・・・という段階になる前に動きましょう。
以上、東京の任意売却について解説しました。
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