リースバックに成功した事例です
みなさん、こんにちは。
任意売却の専門コンサルタントの友中です。
当協会には、「会社経営が上手くいかず倒産してしまい、住宅ローンの支払いがストップする・・・」というご相談が数多く寄せられます。
今回お話しさせていただく事例は、会社が倒産後、任意売却でリースバックに成功し、今も自宅に住み続けられている熊田さん(仮名・男性)についてです。
熊田さんは、29歳で運送会社を立ち上げました。
友人二人で始めた会社で、いろんな困難が降りかかる日が続きましたが、なんとか奥さんと不自由のない生活ができるほどの収入になりました。
その後、お子さんにも恵まれ、二人目が出来た時に奥さんの実家近くに一戸建てを購入。
運送会社も、社員が3人も増えて軌道に乗り始めました。
毎日、家族と会社が成長していく事が本当に楽しみだったそうです。
8年後
一緒に会社を立ち上げた友人と、経営方針について喧嘩に・・・。
友人は会社を去りました。
会社の経営責任を一人で背負うことになった熊田さん。
半年後、なんと大口の取引先が倒産。
その影響で仕事が激減・・・雇っていた3人の従業員をやむなく解雇することになりました。
そのことを悪く思った熊田さんは、自分の貯金を使い果たして3人に退職金を支払いました。
固定の取引先が無くなったことで、会社の経営は苦しいまま。貯金もなくなり、いよいよ生活が苦しくなってきました。
会社が立ち直るまで、奥さんにはパートをしてもらうことになりました。
しかし、経営は日に日に悪くなる一方・・・。
ついに住宅ローンを滞納してしまいました。
滞納して5ヶ月が経ったころ、「もうダメだ」と思った熊田さんは、パソコンで「住宅ローンを滞納したらどうなるのか」と検索。
当協会のホームページにたどり着き、相談に来られました。
会社が大変な状況ともいうこともあり、本当に疲れた表情でいらっしゃいました。
ご希望をお聞きすると『妻の実家が近いという理由で購入したので・・・なんとか住み続けたいです』とのこと。
そこで私たちがおすすめしているリースバックを提案しました。
熊田さんは、『このまま何もせず競売になるのはなんとか避けたいです。可能生があるのなら、そのリースバックをぜひお願いします』
その1週間後、リースバックに協力してくれる投資家と条件面で折り合いがつきました。
すぐに熊田さんに電話で伝えると、電話越しでも伝わるほどの、震えた声で、『ありがとうございます。妻も喜びます』と喜んでいました。
熊田さんは、無事に任意売却によるリースバックに成功。
住み続けられることが可能になりました。
その後、奥さんから喜びのお手紙をいただきました。
私も本当に嬉しかったです。
熊田さんご夫妻のように喜んでいただける方が、一人でも増えるように、また、その喜びを一緒に感じられるように、任意売却のコンサルタントとしての使命を果たしていきたいと思います。
おわり
住み続ける方法(リースバック) Q&A
- 売却しても借入れは残りそうですが、住み続けられますか?
- 子どもの中学卒業までなんとか住み続けられますか?
- 高齢のためローンのない家をリースバックで住み続けたい。
- リースバックをすると不動産の所有者の名義はどうなりますか?
- リースバックの家賃はどうやって決まるんですか?
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