「公売」と「競売」任意売却するときの違いとは
みなさんこんにちは。
全日本任意売却支援協会の新井です。
今回は公売について書きたいと思います。
ここ数年、公売による相談が増加傾向にあるので
参考にしていただければと思います。
そもそも「公売」とは何でしょうか?
公売とは、
税金の滞納により、国税局や税務署に差し押さえられた不動産等を、
入札方式(またはせり売りに近い方式)で売却する制度です。
仕組みは競売とよく似ています。
大まかなイメージとしては
債権者が民間の場合→競売
債権者が官公庁の場合→公売
という感じです。
そして、この公売によるご相談が全国的に増加傾向にあります。
そして、任意売却をする場合、
公売と競売で比較すると決定的に違う点が一つあります。
それは、時間です。
競売の場合は公告がされてから、入札期間まで
約5~6ケ月間の期間があり、任意売却を行う際にも
この期間を活動期間とする事が出来ます。
では、公売の場合は一体どれだけの期間があるのでしょうか?
公売の場合は公告がされてから、入札期間まで
約1ケ月間しかないのです。
たった1ケ月・・・
驚くべき手続きの早さです。
任意売却を行うにしても、公売になってからであれば
1ケ月以内に解決しなければなりません。
つまり時間が短く、解決出来る確率が極端に下がってしまうのです。
私の地元の京都でも今年になってから、
税金の滞納を専門とする部署が創設され、
未納税に対する処置がこれまでとは比較にならない程、
厳しさを増しています。
住宅ローン滞納、延滞の問題だけではありません。
税金、差押のご相談も早めに。
公売、競売を避けるため任意売却で解決しましょう。
終わり
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