任意売却!サブリースを解除してセール&リースバック
こんにちは。
全日本任意売却支援協会の鈴木です。
さて、今回はサブリースの問題をご紹介します。
長崎県長崎市にお住いの山口さん(仮称)の事例です。
山口さんは8年前に駅から近い土地を相続されました。
相続をした頃から、(どこで情報を手に入れたかわかりませんが)
土地活用、資産運用などを広告しているサブリース会社から
頻繁に営業電話がかかってくるようになりました。
その内容は、「あなたの土地に収益マンション建設しませんか?」
しつこい営業電話に根負けし一度、会うことに・・・
話しを聞くと、建築する会社が家賃を保証してくれて、
何もせずに家賃という不労所得がこの先30年も
続く生活が出来るという内容でした。
また、賃貸経営は難しそうで不安がありましたが
そういった事も全て管理会社がサポートしてくれる。
テレビCMも流している大企業でしたので、契約をすることになりました。
最初のころは、アパート経営も順調で家賃収入が入り
特に問題はありませんでした。
ところが、7年ほどたった時に家賃の減額を求められました。
それでも、山口さんとしては、家賃保証があるのだから
きっちりと約束を守ってほしいと断っていました。
しかし、日に日に交渉の頻度が高くなり、
家に訪問され家賃の減額交渉をされるようになりました。
山口さんは我慢の限界を超え、
思い切って建築会社とのサブリース契約を解除しました
これで、建築会社との煩わしい事が終わると一安心していたこところ
なんと、翌月から立て続けに退去者が出るようになったのです。
最初の月は2室が退去。
そこから徐々に退去が続いて、なんと2か月後には
入居している方は1件だけになるという事態で、
1室以外は全て空室となってしまったのです。
山口さんは何が起こっているのかパニックになり
ご自身で調べたところ、何とサブリース会社(建築会社)が
自社で管理している他の物件に入居者を引っ越しさせていたのです。
一気に家賃収入が減り、サラリーマンであった自身の給料をも
借入金の返済に充当しながらの必死の経営・・・
次の入居者を募るリフォーム費用を捻出することが出来なくなった頃、
万策尽きたということで、当、全日本任意売却支援協会へ
ご相談に来られました。
山口さんの思いとしてこのまま競売にかけられ
相続した大切な土地を手放すわけにはいかない。
どうにかして息子さんに、マンションを残したいという希望でした。
私ども、全日本任意売却支援協会が行った解決方法は、
まずは、アパート経営の収支を健全化することです
そのために、一旦、投資家の方に買取りをしてもらい
不動産のプロとしてアパート経営をやり直すこと。
幸い、駅から近い立地の良い物件ということもあり
1か月足らずで空室を全て満室に出来ました。
家賃収入も元通りになったので収益は健全化しました。
その後、無事に息子さんに買い戻し(セール&リースバック)て、
もらうことが出来ました
競売の申立ての前に、私ども全日本任意売却支援協会に
任意売却(セール&リースバック)の
相談に来られたことが功を奏したのです。
現在、サブリース(一括借上げ契約)をされている方、
またはサブリース契約をお考えの方は、ぜひ、この事例を
参考にして頂き、失敗を未然に防いで頂きたく思います。
ただ、当、全日本任意売却支援協会では今後、
サブリース契約のトラブルは益々、増加すると考えています。
なぜなら、何百万個ものサブリース契約が既になされているからです。
相談は無料です。
時として電話だけで解決する糸口が見つかることもあります。
全日本任意売却支援協会では相談員一同、
お早めの相談をお待ちしております。
終わり
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