相続と競売について 任意売却の専門相談員としてお伝えします

みなさん、こんにちは。

任意売却の専門相談員、谷口です。

 

今日は相続と離婚が絡んだ複雑な事案を例に、

しっかり相続登記することの大切さをお伝えしたいと思います。

 

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Aさんは両親と同居していました。

 

2歳下の弟さんは、遠く離れた地域を生活の拠点としていたため、

両親の世話から金銭的負担まで、全てAさん自身が行っていました。

そのことにAさんは何も不満はなかったそうです。

 

その後、ご両親は相次いでこの世を去り、

Aさんはご両親の名義のままの実家で一人静かに暮らしていました。

 

弟さんからはご両親の面倒も見ていたことだし

実家はAさんのものでいいと言ってくれています。

相続登記は、いつか必要なタイミングでやればいいだろうと、

二人で決めてしまいました。

 

しかし、これが問題の始まりでした。

 

なんと、しばらくしてその弟さんが
交通事故で亡くなってしまったのです。

 

そこから歯車が狂い出します。

弟さんにはすでに離婚した奥さんがいました。

成人した息子さんもいます。

 

その息子さんが、黙って相続登記(法定相続分)をして

お金を借りていたのです。

 

そのお子さんは返済が滞り、

借入先の金融機関は、持分のみで競売手続きに入りました。

 

 

この問題、そもそも相続登記さえしていれば何の問題もなかったのです。

 

悔やんでも仕方ありませんが、やるせない気持ちになりますよね。

 

どうかみなさんもご注意ください。

 

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