競売寸前!セール&リースバックの成功事例
みなさん、こんにちは。全日本任意売却支援協会、
任意売却の専門コンサルタント・新井です。
今回は、任意売却によるセール&リースバックに成功した、
Hさんの事例についてお話します。
Hさんが、初めて全日本任意売却支援協会に
ご相談に来られたのは約2年前。
詳しく状況をお聞きすると、
Hさんは、長年消防隊員としてその職務を全うされ、
定年退職されましたが、家族が相次いで大病に・・・。
膨大な医療費が発生したため、住宅ローンや固定資産税を
徐々に滞納し始めたとのことでした。
結局そのときは、
「任意売却はせずに、ギリギリまで頑張りたい。」
とのことで帰られました。
しかし、それから約1年後・・・・
再びHさんから電話が鳴りました。
「限界まで頑張ったが、住宅ローンの返済が
完全にストップしてしまいました。」
「もうどうしようもないので任意売却をしたいです。」
とのこと。
すでに住宅ローンの滞納は6ケ月間に及び、
税金の滞納も100万円以上に膨れ上がっていました。
金融機関からは競売を匂わす様な通知まで届いており、
自宅はすでに役所からの差押さえも入っている状況でした。
もう競売にかけられる寸前でしたので、
私は、大至急、金融機関へ任意売却をする連絡をして、
まずは競売をストップしてもらうことに同意をもらいました。
Hさんのご希望は、
「任意売却をした後に、息子にこの家を買い戻して欲しい。」
とのことです。
数日後、その息子さんとお会いしました。
息子さんは結婚されており、ご自身の家庭も築いておられました。
じっくりと今の状況や任意売却についてお話しすると、
「そんな状況になっているのなら、ぜひ協力をしたい。」
との力強い言葉をいただきました。
しかし、それとは裏腹に、
金融機関に止めてもらっていた競売の猶予期間も限界にきました。
そこで至急、
当全日本任意売却支援協会にご協力いただいている投資家にお願いして、
一旦、任意売却をしてその投資家に買い取ってもらえるよう調整しました。
これで、もう競売になる心配もありません。
そして、その投資家から買戻しをする為に
息子さんは新たに金融機関に住宅ローンを申し込みました。
そして、先週、投資家から息子さんへ
無事にご自宅の買戻しが行われ、
Hさんは今まで通り、永年暮らして来た自宅に
住み続けられる事になりました。
来春には今回協力をしていただいた息子さん夫婦も
一緒に住むとのこと。
Hさんにとっては、暖かい春になりそうです。
おわり
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