任意売却!住み続けるために今やれること!
こんにちは、全日本任意売却支援協会、
任意売却コンサルタントの浜崎です。
全日本任意売却支援協会には、住み慣れた自宅に住み続けたい
(セール&リースバック)という相談が数多く寄せられています。
今月、無事に任意売却を終えた小杉さん(仮名)は、
自分で衣料関係のお店を経営されていました。
しかし、最近は海外からH&M等のファストファッションが上陸し、
売り上げは激減、何とか細々と商売を続けている状態でした。
そんな矢先、一緒に苦楽を共にしてきた最愛の奥様が
2年前に他界。
一時は仕事をする気力もなくなりかけましたが、年老いた父と
2人の子供達のために家を守ろうと何とか頑張って来ました。
ところが、今年に入ってさらに売り上げが下がり、
事業資金を借りていた3番抵当権者のA銀行が
滞納を理由に競売を申し立てたのです。
困った小杉さんはインターネットで全日本任意売却支援協会
のホームページを見つけ、藁をもすがる思いで相談したのでした。
今回は2人のお子さんも社会人で働いており、
収入や勤続年数からも住宅ローンが十分に組めました。
しかし、親子間売買で競売申し立て済みでしたので、一般の銀行は
融資が難しく、専門の金融機関を利用することになりました。
自宅の担保価値もあり、債権者との交渉も順調に進んだ為、
融資の段取りも問題ありませんでした。
しかし、決済日を決める段階になって、当初月内決済を
進めていたにも関わらず、競売申し立て権者のA銀行が
急に月内決済できないと言い出しました。
理由は、債権の一部を保証協会と保証契約しており、
決済までに代位弁済手続きに入ってしまうので、その処理が
終わらないと決済できないというのです。
他の債権者の予定も調整して、今月中に任意売却の
決済する予定で動いており、全額返済も間違いないのに、
「契約だから」と杓子定規に代位弁済手続きを進めるというのです。
代位弁済となると新たに登記が入るので、7~10日は
決済を延期しなければならないのに加え、決済が伸びる
ことで余分な遅延損害金が加算されてしまいます。
今月中に任意売却を終えたいので何とか
代位弁済手続きを止めてもらえないか、A銀行を通じて
保証協会に掛け合ってもらうよう何度もお願いしました。
ところが、A銀行の担当者の返事は
「保証協会に問い合わせたが、契約に従ってもう手続きに
入っているので中止は出来ない。」でした。
私はどうしても納得できなかったので、
「直接保証協会へ直接お願いして良いですか?」
とA銀行の担当者に聞きました。
すると、その担当者は
「契約は当行と保証協会との契約なので、
勝手に間に入られては困ります。」との返事。
経緯を小杉さんに説明すると、小杉さんも納得いかず、
翌日2人で保証協会を尋ねました。
保証協会も当事者の小杉さんが尋ねたら、さすがに
話ぐらいは聞いてくれるだろうとの思いからでした。
すると、ビックリするような事実が発覚!!!
代位弁済手続きは止められるとの事なのです。
そして、なんとA銀行の担当者は保証協会の担当者へ
私がお願いした件の連絡さえもしてなかったのです。
もちろん小杉さんは大激怒。
A銀行の担当者を問い詰めました。
A銀行の担当者はしどろもどろになりながら、
言い訳にならない言い訳を並べていました。
結果的に、(当たり前ですが)月内決済には応じるとの事になり、
無事に任意売却の決済を迎えることが出来ました。
ほとんどの金融機関の方は真面目に仕事をされています。
しかし、稀にこのような不誠実な方がいると、
その金融機関が全部そうなんじゃないか、
あるいは他の金融機関もそうなんじゃないか
という目で見ざるを得ないです。
私たち全日本任意売却支援協会では、これまで多くの
金融機関の方々と任意売却のお取引をさせて頂きました。
任意売却は金融機関の方々のご協力がなければ成立しません。
だから、私たち任意売却コンサルタントにとっては、
金融機関の方々もお客様のようなものです。
相談者の方、金融機関の方、任意売却に関わる全ての方々が
「満足するような仕事をしたい」と心に誓った
今回の任意売却のお取引でした。
おわり
≪任意売却に関するページ≫
≪任意売却Q&A≫
◇全日本任意売却支援協会では、シルバーウィーク中の
住宅ローン滞納、任意売却の相談は電話のみで承っております。