離婚調停で決めたローンの返済が止まる

みなさん、こんにちは。

全日本任意売却支援協会の浜崎です。

 

「離婚調停後、夫が住宅ローンを支払う取り決めをしたのに・・・」

 

離婚に関するご相談は多くいただきますが、

その中でも一番多くいただくご相談があるのでご紹介します。

 

 

今回は、奥様側の立場からのお話です。

 

調布市に中学校2年生の娘さんと、

一緒にお住いの加藤さん(仮名)の事例です。

 

加藤さんは、5年前に離婚をされました。

 

離婚理由は、ご主人が無職になったことでした。

自宅のローンの名義はご主人でした。

 

当時のご主人は、プライドの高い方で、

前職より収入が少ない所や入社する役職(ポジション)を、

気にされ、なかなか仕事に就くことが出来ませんでした。

 

加藤さんも、最初は見守っていたのですが、

半年が過ぎてくると貯蓄が大幅に減り、

毎日、焦りながら生活をされていました。

 

とうとう、貯蓄が無くなってしまいました。

 

日々の生活の事もあるので、

ご主人に、どこでも良いので働いて欲しいとお願いしました。

 

ご主人は、それに対して激怒されました。

加藤さんにも言い分がありますが、聞き入れてもらえず、

それ以降、夫婦間に会話が成り立たなくなりました。

 

夫婦喧嘩

 

それが最終的な離婚原因になり決意されました。

 

離婚について、ご主人は当初、なかなか応じてくれませんでしたが、

やっとのことで離婚を承諾してくれ、離婚調停に入る事が出来ました。

 

その際の約束として、加藤さんは、

娘さんの学校や友達の事もあるので、

「このまま今の家に住み続けたい」と申し出をしました。

 

ご主人も子供の事なので、

養育費のかわりに住宅ローンを支払う約束をされました。

 

ですが、先日、加藤さんのもとに、裁判所から茶封筒が届き、

「家が競売の申し立てをされたので家の調査を行いたい」

という手紙が届きました。

 

加藤さんは何が起こっているのか把握できずに、

前夫に連絡入れました。

 

なぜ、こんなことになっているのか聴くと、

「今は無職で自分の生活でいっぱいだ。払える訳がないだろ!」

と文句を言われました。

 

加藤さんは、子供さんの事もあるので、

何とかしたいという思いから、

競売を避ける方法をインターネットで検索して、

任意売却というものがあることに知り、当協会にご相談に来られました。

 

結果、無事にご希望のリースバックで競売をさけ解決することが出来ました。

 

 

離婚時に調停等で取り決めをしたとしても、

お金を払うことが出来ないと言われればどうすることも出来ません。

 

離婚調停前に、相手のお金のルーズさなども、

認識をして話し合いに臨むと良いと思います。

 

もし、今後、ご主人が支払わないような可能性があるのであれば、

事前にリースバックの検討もされても良いのではないでしょうか?

 

終わり

 

離婚前後の住宅ローンの問題は任意売却で解決