任意売却ができず競売になった方の事例
みなさん、こんにちは。全日本任意売却支援協会、
任意売却コンサルタントの谷口です。
今日から11月。
木々も徐々に色づき始め、秋が深まってきましたね。
こういった季節の変わり目は体調を崩しやすいので、
どうかお体にはお気をつけください。
さて、今回は、
残念ながら任意売却が成功せずに競売になってしまった、
Nさんのことを紹介します。
Nさんは、大阪府内のマンションを購入され、
当時は警察官として働きご夫婦で住まれていました。
住宅ローンの支払いも終わり、定年を迎え暮らしていましたが、
長年連れ添った奥様を亡くしNさんはひどく傷つき落ち込みます。
そんな時さらにNさんを突然の病が襲いました。
一命をとりとめNさんは現在、後遺症が残っているものの、
通常の生活ができるまでに回復しました。
ですが、その際に必要となった高額な治療費が支払えず、
友人2人からお金を借り、その友人には担保として
自宅のマンションを抵当権に設定しました。
Nさんは、月々少しずつでも返済していく予定でしたが、
治療のための通院費が高く、次第に友人にお金を返済する事が
できなくなり、返済が止まってから2年後、とうとうその友人から
競売の申し立てをされてしまう結果となってしまったとのことでした。
そんなNさんがご相談に来られたのは
競売の入札が開始されるわずか1ヶ月前でした。
Nさんは、不安に押しつぶされそうになりながらも、
「このままではいけない」という思いで来社されたそうです。
Nさんの希望は「長年住み慣れたこの家に住み続けたい」とのこと。
私は住み続ける方法「セール&リースバック」について、
Nさんとじっくりお話をしました。
早速、Nさんの希望を実現する為に、
借入れ先のご友人と連絡をとったうえ価格の交渉をし、
任意売却によるセール&リースバックの了解を得たので、
後はNさんの同意を再確認するだけとなりました。
しかし、突然Nさんと連絡が取れなくなりました。
私は、何度もNさんへ電話して、また、自宅にまで行きましたが、
まったく連絡を取ることができません。
ようやくNさんから連絡があったのは、
競売の入札開始日のわずか2日前でした。
やっと連絡が取れたNさんは、
「全日本任意売却支援協会にお任せしたから安心しすぎて、
自分はもう何もしなくてもいいのだと思っていた・・・。」と
私たちにお話されました。
結果Nさんは、任意売却をすることもできず、
セール&リースバックもすることができず、
非常に残念ですが、競売になってしまいました。
当、全日本任意売却支援協会にご相談にお越しいただいた方は、
悩みや希望はそれぞれですが、どんな内容の相談であっても、
お帰りになる頃には明るい表情になっています。
そして、私たちは限られた時間の中でも、
ご相談者の方を一人でも多く笑顔にする為に全力を尽くします。
ただ、私たち全日本任意売却支援協会の相談員だけで
任意売却を行なうのではありません。
家は大切な資産です。
ですから、ご相談者と一緒に考え「二人三脚」で進めていきます。
皆さんが今の環境から解放され安心して生活する環境を
作るために、私たち全日本任意売却支援協会の
任意売却コンサルタントがいます。
住宅ローンや税金、借入れのことでお悩みでしたら、
私たち任意売却コンサルタントと一緒に考えていきましょう。
「二人三脚」で皆さんの再スタートをお手伝いします。
おわり
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