任意売却の事例・・・ごみ屋敷

こんにちは、

任意売却の専門相談員の浜崎です。

 

全日本任意売却支援協会には、

家が荷物やごみで一杯になり、

いわゆる「ごみ屋敷」状態になっている方からの

任意売却のご相談も寄せられています。

 

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今回は「ごみ屋敷」状態になっても、

任意売却によって、滞納していた税金も

完済出来たお客様からアンケートを送って

いただきましたのでご紹介させていただきます。

 

東京都にお住いの吉村さん(仮名)です。

 

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吉村さんは電気工事業を自営で行っています。

以前は、仕事も次から次へと入って来て順調でしたが、

最近は月に10日ぐらいしか仕事が入らず、仕事も激減し、

住宅ローンだけでなく税金も滞るようになりました。

 

2年前に離婚して、一人暮らしをしていましたが、

次第に片付けるのもおっくうになり、

家の中は足の踏み場もないぐらいごみが散乱していました。

 

そして、住宅ローンの滞納で銀行からは

競売の申し立てを言われ、

自宅はごみ屋敷で売却が困難と八方ふさがりになりました。

 

自分だけが危機になるだけならまだ良かったのですが、

住宅ローンの連帯保証人に元奥さんがなっていたので、

別れて暮らす子供達に迷惑をかけたくないとの思いから、

何とか任意売却をして残債務を減らそうと思い、

当協会へ依頼されました。

 

 

吉村さんのケースでは、

滞納していた税金と、家のごみがポイントでした。

 

滞納している税金は300万円にまで膨らみ、

役所から自宅の差押えもされていました。

 

税務署と交渉しましたが、

差押えの解除には滞納している税金を全額納付する以外には

全く聞く耳も持ってくれません。

 

そこで、今回は自宅の価格をギリギリまで抑え、

税金を全額買主に負担してもらう条件で

任意売却を進めることになりました。

 

とはいえ、自宅の中の大量のごみの処分も

多額の費用がかかるので、実際には買主に処分を

お願いすることになります。

 

税金とごみの処分費で約400万円もの費用が

別途必要となるのです。

 

この条件を叶えてくれる買主を探すのは、とても大変でした。

 

購入希望者が現れても、別途費用がネックになり、

先に話が進まなかったことが何度もありました。

 

しかし、最終的には銀行と粘り強く交渉し、

自宅の価格を抑える事で、ようやく全ての条件を

クリアする買主を見つけることが出来ました。

 

買主側の融資の都合で、税金を買主負担で決済前に全額納付する

というイレギュラーなこともありましたが、

無事に任意売却を完了することが出来ました。

 

吉村さんは新しいパートナーとも巡り合い、

今はその人と新しい人生を始めることが目標になりました。

 

もちろん、残った多額の住宅ローンは

最後まで責任もって支払い、

元妻と子供達には絶対に迷惑をかけないという事も

引き続き守りながらです。

 

「依頼当初は本当に任意売却が出来るかどうか心配でしたが、

すべてのことを全部お任せにしたおかげで、

日々の生活を頑張ることが出来ました。」

 

吉村さんが決済の時にそうおっしゃっていたのが印象的でした。

 

もし家がごみ屋敷になったとしても、

決してあきらめないでください。

 

少しでも可能性があることを信じて、一歩踏み出しましょう。

 

東日本の方はフリーダイヤル 0120-69-1108

西日本の方はフリーダイヤル 0120-57-1108

 

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