リストラを機に任意売却をした事例

こんにちは、全日本任意売却支援協会の相談員、谷口です。

平成を振り返ると、大手企業など有名な会社が倒産・合併・事業縮小になり、何百・何千という雇用者が解雇され世間を騒がせて来ました。

今回は、突然のリストラを理由に定職を失ってしまった神戸市の中山さん(仮名)について、お話をさせていただきます。

 

中山さんは、東証一部上場のある企業で営業マンとして働いており、ご家族は奥さんと小学生・中学生の息子さんの4人家族でした。

結婚を機にマイホームを購入。

安定した企業で収入もしっかりとあったので、住宅ローンの支払いに困ることはありませんでした。

 

当時の中山さんとしても、会社に骨を埋める覚悟で業務に励んでいたそうです。そんな中山さんが勤続20年を迎える節目に事件は起こりました。

 

経営は安定していると思っていた会社が突如事業の縮小を発表。中山さんら総勢200人ほどがリストラにより職を失う事態になってしまったのです。

転勤か退職を迫られた中山さんですが、自宅やご家族のことを考えると住み慣れた地を離れるわけにはいきませんでした。

一部上場の企業でバリバリと働いていたこともあり、中山さんには辞めたとしてもすぐに働けるという自信がありました。

 

ただし、現実はそう甘くはありませんでした。

 

以前の生活を維持できるような仕事は簡単には見つからず、やっと見つかった仕事も給料は大幅に下がりキツイものばかりでした。

貯蓄を切り崩しながら住宅ローンや税金を払っていたものの、今までのように支払いができなくなるのは時間の問題でした。

 

そして、遂に住宅ローンの支払いができなくなってしまったのです。

 

どうすることもできなくなった中山さんが選択したのは「任意売却」という方法でした。

比較的早い段階でご相談に来られ、また、奥さんやお子さんたちの理解を得る事もできたので、スムーズに任意売却が完了し、無事に新しい生活を始めることができました。

 

中山さんのようなケースだけではなく「退職・転職を理由に住宅ローンが払えなくなってしまう」または「離婚を理由に自宅を売却しなければならない」という方たちは少なくありません。

そんな場合でも「任意売却」によって新たな生活を始める方もいれば、住み慣れた環境を離れたくないと自宅を残す方もいらっしゃいます。

ただ悩んで考えているだけでは「競売」という変わらない未来がまっています。

是非一度ご相談ください。

 

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任意売却とは

住宅ローンが払えなくなった場合、あるいは、銀行から自宅の競売を申し立てられた場合でも、あきらめる必要はありません。任意売却なら解決することが可能です。