不安だらけの任意売却、どうする?
全日本任意売却支援協会の松山です。
当協会にご相談いただく方の多くは「任意売却なんてはじめて知った」「どうなるか分からず不安」など、不安を抱えていらっしゃいます。
当然といえば当然です。というのも、ほとんど全員が任意売却をするのは、一生に一度です。最初で最後ですからよく分からなくて当然です。
多くの人が任意売却に対しては、漠然と不安を抱えています。
例えば、「ダマされるのではないか・・・?」「費用は高いの?」「結局は自己破産しないといけない?」というような不安をよくお聞きします。
それでは、これらの不安に一つずつ回答していきます。
1.ダマされるのではないか・・・?
この不安に対しては正直に言うと、ダマされる可能性はあります。というのも、当協会を含めて大手の任意売却業者ではダマされることはありませんが、雑居ビルで運営している業者や、事務所がない個人の業者の中には誠意のない業者がいます。
悪質な任意売却業者の例としては、”頼んでもいないのに家を調査して『調査費用』などと言って一方的に請求書を送ってきた”、”任意売却の依頼を途中でキャンセルしたら『それまでの作業費用』『交通費』などが請求された”、”どこからか情報を得て、朝・夜問わず頻繁に訪問して来る”といった被害が寄せられています。
つまり、任意売却の依頼先はしっかりと見極める必要があるということです。具体的には、合計3社(大手任意売却業者を2社と中堅1社)くらいは比較検討したら良いかと思います。
2.費用は高いの?
結論から言いますと、任意売却業者へ支払う費用は必要ありません。任意売却が成立した際に、印鑑証明書や住民票を用意する必要があるというくらいです。
そのため、優良な任意売却業者が「コンサルティング費用」「相談料」「着手金」などといった費用を請求することは、まずありません。
3.結局は自己破産しないといけない?
実情を言いますと、多くの場合で自己破産をする必要がありません。
任意売却をした後、平均で700~800万円ほど住宅ローンが残ります。これがいわゆる「残債」です。多くの金融機関において、残債については話し合いをもって無理なく返済していくことが可能です。そのため自己破産する必要がそもそもないのです。
それにもかかわらず、弁護士や法律事務所、または、それらに紹介された不動産会社に住宅ローンや任意売却の相談に行くと自己破産するように勧められます。その理由は、自己破産をすると彼らは報酬を受け取ることができるからです。この報酬を目的として、任意売却ではなく自己破産、または、任意売却後の自己破産を勧めるのです。
このように見ると、いずれの不安もしっかりと比較・検討して見極めることによって安心感に変わっていきます。家族、仕事、お金の問題で大変な状況であるにもかかわらず、さらに不安を抱えるわけにはいきません。どうかしっかりと見極めるようにしてください。
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