東京在住の人が任意売却をする際の注意点
こんにちは、全日本任意売却支援協会の松山です。
今回は「東京在住の人が任意売却をする際の注意点」を解説してまいります。
まず、東京の人が任意売却をする場合、次の3つの点で他の都市の人が任意売却する場合と違いがあります。
1.「東京で家を買いたい」と憧れている人はいるが、持ち家率は低い
2.債権者(借入先の金融機関)が高めの売却金額を設定する傾向にある
3.任意売却を取り扱っている会社が多い
この3つが意味することは、東京の人が任意売却をする場合は「どこに任意売却をお願いしたらいいのか判断しづらいうえ、成功させることが決して簡単ではない」ということです。
任意売却における売却金額については、債権者(借入先の金融機関)が指定、または、決定権を持っています。そのため、債権者が一般的な相場価格に近い金額を指定した場合、売却が決まるまで時間を要します。
「東京の物件は多少高くとも売れるだろう」という考えのもと、特に高値を指定する傾向にあるのです。
例えば、なんとなく近くの不動産会社に任意売却を依頼した場合、売却できないままズルズルと時間が経ってしまい、その結果、競売になってしまう・・・ということになりかねないのです。
これを避けるためには、やはり“比較する”ことです。
では、比較する手順を見ていきましょう。
1.任意売却業者を絞る
任意売却をしようと考え始めたら、まずは依頼先の候補を3つくらいに絞りましょう。東京は多くの任意売却業者があるので絞るのは難しいですが、「大手2つ、地元1つ」が良いでしょう。これだと、大手と地元業者の違い、大手同士の違いが分かりやすいためです。
2.電話する
次に、電話で問い合わせをします。電話対応で、レベルや経験を比較することができるためです。その際、担当者との相性もだいたい分かると思います。必要なことだけについて話をする担当者、ご家族のことや今後のことについても話をする担当者など様々ですので、自分と相性が良いと感じられるかを比較しましょう。
また、電話では自分の希望をしっかりと伝えてください。「住み続けたい」「早く終わらせたい」「なるべく高く売りたい」など遠慮なく言ってください。
東京には経験の浅い任意売却業者が数多くあります。希望を言った時点で「分からない」「そんなことは無理」と言うことがありますので、希望を言った際の受け答えも重要な判断基準となります。
3.訪問する
電話で直感的に「良い」と感じられれば、実際に訪問します。訪問するのは会社の規模を見るためです。というのも、「ホームページでは大々的に宣伝しているが、実際に訪問してみると実は雑居ビルの一室だった・・・」「個人経営の会社で事務所なんてなかった・・・」ということが多々あるためです。
4.依頼する
事務所で実際に担当者と話をしてみると、おおよそのことは判断できると思います。ここまできて「信頼できる」と判断できれば依頼しましょう。もちろん、すぐに決める必要はありません。ご家族と相談したうえ判断することも大切です。
以上、東京在住の人が任意売却をする際の注意点を解説しました。これらに注意すれば不要なトラブルや失敗を避けられる可能性が高いと思います。
任意売却は、大切なマイホームの行方が決まるものです。どうか慎重に判断してください。
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