親子間売買のメリットとデメリット
こんにちは。全日本任意売却支援協会の康原です。
「親子間売買の方法を教えてください。」
「親子間売買のメリット、デメリットを教えてください。」
このようなご相談を非常に多く受けます。
「代々、受け継いできた土地や家を守っていきたい。」あるいは「単純に親が住宅ローンを支払えなくなったので、自分が代わりに支払いたい。」など、親子間売買を希望する理由は様々です。
結論から申し上げますと、親子間売買は可能です。
ただし、親子間売買のメリットは非常に大きいものの、成功させるためには越えなくてはならない壁があり、少なからずデメリットもあります。
そこで、今回はそのメリットとデメリットを解説していきます。
それでは、気になるデメリットから見ていきましょう。
■デメリット1.取り扱っている不動産会社が少ない
巷にある不動産会社では、親子間売買を扱っていません。何故なら、そのノウハウが無いからです。
駅前にある、いわゆる不動産の仲介会社は、住宅ローンの取り扱いは抜群に上手です。「収入の低い人をどのように住宅ローンを借りられるようにするか。」これが仕事と言っても過言ではないくらい、住宅ローンをつけるのが本当にうまいです。
だから、件数の低い親子間売買のローンの借り方は、置き去りにされており、お店によっては店長でも分からないほどです。
■デメリット2.手間がかかる
親子間売買のローンは手間がかかります。
そのため、多くの不動産会社は、手間のかかる親子間売買のローンに注ぐエネルギーを他のお客さんに振り分けたいのです。
巷の不動産会社が、面倒だなと思ってしまうほど、大変なことだということです。だから、親子間売買は、それをしようとする方にも覚悟が必要だと思ってください。
要するに、簡単ではないということです。
以上、2つが主なデメリットです。次にメリットを見ましょう。
■メリット 家を守ることができる
せっかく手に入れたマイホーム。大切な思い入れのあるマイホーム。だからこそ、「他人に渡したくない。」「なんとかして守りたい。」と思うことは当然です。
親子間売買の最大のメリットは、まさにこれができることです。これが叶うのならば、デメリットなど大したことではありません。
手間はかかっても、条件さえそろえば可能なのです。
例えば、両親が年金暮らしで、住宅ローンや税金の支払いが追いつかない場合でも、息子さんなら住宅ローンを組みなおして、滞納している税金も住宅ローンも綺麗にすることができるのです。
今、親子間売買のご希望が増えてきています。お問い合わせの第一声が「親子間売買をしたいのですが・・・」という方もめずらしくありません。
あとは、その親子間売買をするにあたって、どこを相談先として選ぶのか。ご自分の目でしっかりと比較して見極めてください。
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