不動産会社の経営者の方からもご相談があります

みなさん、こんにちは。
任意売却の専門コンサルタントの谷口です。

当協会には、不動産業を営んでいる方からのご相談も多く頂いております。

物件の仕入れのため融資を受けていたが、資金繰りが苦しく毎月の支払いが不可能に・・・
しかし、競売によって安く落札されるのを避けるため、なんとか任意売却で解決したい。

そんな方々もいらっしゃいます。

今回お話をさせて頂く事例は、不動産業を経営されていて、自宅の競売を申し立てされた山口さん(仮名・男性)についてです。

山口さんは、40代の頃、ある不動産会社で3年間働き、その後ご自分で不動産会社を立ち上げました。

当時の業界は、バブルも重なりかなり稼げていたとのこと。
飲食店、銭湯やゲームセンターと、他の事業もどんどん展開していき、順風満帆だったそうです。

しかしバブルが崩壊・・・
不動産の価値は暴落していく一方で、売り上げがどんどん落ち込んでいきました。

そのため、事業縮小を余儀なくされた山口さんは、不動産業一本に絞り、会社をなんとか維持できるよう従業員は奥様のみで運営。

それでも年々不景気の影響で会社がうまく立ち直らず、資金繰りが上手くいかなくなったそうです。

そんな中、奥様が倒れてしまい、搬送先の病院で検査をしたところ、別の病気が発覚。

「何度も苦労をかけたから、なるべくそばにいてあげたい。」

山口さんはその事がきっかけで会社の廃業を決意したそうです。

山口さんは一戸建ての自宅を所有されており、それまで奥様と二人でお住まいでした。
しかし、収入がない状況の中、奥様の治療費もかかり、とうとう住宅ローンを滞納・・・。

そしてついには、裁判所から競売の予告通知が届きました。

不動産のプロであった山口さんであっても、どうすればいいのか分かりません。

追い詰められた山口さんは、知り合いの弁護士に相談。
そこで、任意売却という解決手段を聞き、インターネットでいろいろと検索されました。

そして、私たち全日本任意売却支援協会のホームページをご覧になり、その日のうちにご相談に来られました。

山口さんは、『競売になると、安い値段で売却になることは知っています・・・なるべく高く売ることはできますか・・・?』と、心配そうな表情です。

すでに競売の申し立てがされていることもあり、急ぎ足で任意売却を進めていきました。

そして1ヶ月半後、無事競売の入札前に任意売却が成功しました。

山口さんは安心したご様子で『このような状況を打開するべく、全日本任意売却支援協会様にお願いをして本当に良かったです。悩みがなくなった今、妻との時間を大切にします。』とおっしゃっていました。

任意売却の専門コンサルタントとしては、冥利に尽きる思いでした。

 

任意売却とは

≪任意売却に関するページ≫

  1. 任意売却のデメリット
  2. 任意売却の費用
  3. 任意売却後の残債務について
  4. 任意売却によるリースバックで住み続ける

≪任意売却Q&A≫

  1. 住宅ローン以外に、複数の借入れがあります。任意売却はできますか?
  2. 手元に現金が無くて引越しもできません。それでも任意売却は可能ですか?
  3. すでに他社へ任意売却を依頼していますが、相談してもいいですか?