プライドよりも優先したいこと

皆さん、こんにちは。

全日本任意売却支援協会の浜崎です。

 

2017年もセンター試験が終わりましたね。

何故か、必ずと言っていいほど、

センター試験のときには雪が降り、交通機関が乱れますよね。

そして、風邪やインフルエンザ、今年は特にノロウイルスが猛威をふるって、

受験生には本当に大変な試練のように思えます。

 

 

私が受験生だったとき、

友人が風邪をひいてしまって、

センター試験を受けられなかったということがありました。

 

せっかく今まで勉強してきたのに、

病気のために実力を発揮することができなかったのは、

本当に残念なことです。

勉強の実力ではなく、病気のために予定が狂わされたのです。

 

さて、今回の木田一郎さん(仮名)も、

病気のために人生設計が狂わされたお一人です。

 

木田さんは会社にお勤めの45歳。

大手の製薬メーカーの営業マンとして、年収も1000万円以上。

都内に立派なご自宅を建てて、

奥さんと高校生と中学生のお子さんがいて、

順風満帆な日々を送っておられました。

 

 

ところが、今から2年前に、

仕事のストレスが原因で「うつ」と診断されて、

半年間の休職を願い出たのです。

 

 

木田さんも、なんとか頑張って病気を克服して、

半年後に出社したところ、

営業としての働き場所は無く、

営業補助としての仕事しか与えられませんでした。

 

うつ

 

当然、営業手当ても業績給もカットで、

年収が約半分まで落ちてしまったそうです。

そこで困ったのが、住宅ローンです。

営業マンとしての年収で、住宅ローンを組んでいるため、

毎月の支払とボーナス払いが全く支払えない状況になってしまったのです。

 

「貯蓄を食いつぶすだけ食いつぶして自己破産するか、

あるいは、思い切って売却して、ゼロからスタートするか。」

木田さんの脳裏に、奥さんとお二人の顔がよぎります。

 

「45歳の自分がゼロからスタートできるだろうか」

お電話でご相談いただいた、木田さんの一言です。

この選択は、大変勇気のいる選択であったと思います。

 

木田さんは、自己破産ではなく、任意売却を選ばれたのです。

そして、ご相談には奥さんも同席され、

ご夫婦で、ご自宅の一難に相対したのです。

 

住宅ローンが払えないことや、

家族に対して全てを打ち明けることは、

木田さんのプライドが邪魔するものでしたが、

それよりも、家族の絆を信じてお話したそうです。

 

結果として、

家族全員がご自宅の問題を真剣に考えて、

任意売却という形で解決いたしました。

 

ご自宅は売却してしまいましたが、

家族の形は守りながら、

今は賃貸物件を借りて暮らしていらっしゃいます。

 

病気は、なりたくてなる人はいません。

そして、病気の原因は、誰のせいでもありません。

もちろん木田さん本人のせいでもありません。

ただ、そのどうしようもない病気がもたらした現実に、

どう向き合うか、ということが重要です。

 

前述した私の友人は、病気でセンター試験を受けられませんでしたが、

私立大学を受けて、今や立派に先生として教壇に立っています。

 

木田さんも、病気で年収は下がってしまいましたが、

家族としての幸せを選んで、再出発しています。

六十の手習いということわざがありますが、

何かを始めるのに遅すぎることはありません。

 

親に言いにくいこと、配偶者に言いにくいこと、

家族に言いにくいこと、色々あるとは思いますが、

まずは勇気を出して、ご相談してみてください。

 

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