リストラ、住宅ローンの滞納、競売、そして任意売却

みなさん、こんにちわ。全日本任意売却支援協会
任意売却の専門コンサルタント・谷口です。

ある大企業が多額の赤字を計上してしまい、
それを補填する為、大幅な人員削減を行っていると報道されました。

私たち全日本任意売却支援協会には、
リストラが原因で住宅ローンを滞納してしまう方の
ご相談を比較的多くいただきます。

今回ご紹介する事例は、
リストラによって住宅ローンを滞納してしまい、競売を申し立てられた方が、
任意売却により競売を避けることに成功したお話です。

木下さん(仮名・男性)は、
某有名家電メーカーにお勤めされ、勤続歴26年目。

役職は課長で、仕事に誇りとやりがいを感じ、
奥様を守る為にも、一生懸命働いていたそうです。

そんな中、会社の売上が落ちていき、
人件費を抑える方針が打ち出され、
大規模なリストラが始まったそうです。

その対象になってしまった木下さん。

仕事が無くなってしまい、まず心配になったのが、
奥様と生きていく為の生活費です。

食費や光熱費はもちろんのこと、
一戸建ての自宅を所有している木下さんは、
毎月の住宅ローンの不安が込み上げてきたそうです。

木下さんはこの経緯を奥様に伝え、話し合った結果、
新しい仕事を見つけるまでの間は、
貯金を切り崩しながら支払いを行うことに決めたとのことでした。

しかし、なかなか再就職先が決まらず、
半年が過ぎ、一年が過ぎ、とうとう一年半が過ぎました。

貯金も底をつきかけてきており、
そのお金を食費と光熱費にまわすと、
住宅ローンの支払いが厳しい状況になってきました。

そしてついに、住宅ローンと固定資産税を滞納。

住宅ローンを滞納してから約半年後、
裁判所から競売開始決定通知が届くと、
木下さんは、不安が頂点に達したそうです。

『妻にこれ以上心配をかけたくない・・・』

『なんとか家を高く売って、借金を減らしたい・・・』

『競売になると安く売られるイメージがあり、それだと多く借金が残ってしまう。』

木下さんは、なんとか競売を避ける方法はないかとインターネットで検索。
全日本任意売却支援協会のホームページを見つけて、
ご夫婦で相談に来られました。

木下さんのお話をじっくり聞いていると
これまでどんだけ頑張って来られてきたことか、
私たちにも伝わってきました。

今回奥様と一緒に考えたご希望の解決方法は、

『家を競売よりもなるべく高く売却して、借金を減らしたい。』

『この家を売却したら、妻と二人で実家に帰省してまたやり直していきたい・・・』

とのこと。

そこで、私は任意売却での解決方法を説明しました。

すると木下さんは、

『競売が決定しているのに、その前にこのような解決方法があるなんて本当に嬉しい。』

『これなら借金がなるべく多く返せますね。』

涙を浮かべながら、そう呟かれました。

その後、競売まで時間の余裕がないため、
急いで任意売却を行い、無事に競売を避ける事ができました。

先日、木下さんから感謝の手紙が届きました。

希望通り実家で新しいスタートをきれたそうです。

お手伝いできて本当に嬉しいと思えた瞬間でした。

おわり

 

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≪任意売却Q&A≫

  1. 住宅ローン以外に、複数の借入れがあります。任意売却はできますか?
  2. 手元に現金が無くて引越しもできません。それでも任意売却は可能ですか?
  3. すでに他社へ任意売却を依頼していますが、相談してもいいですか?