離婚後の二重支払いが厳しくなり、任意売却へ
皆さん、こんにちは
全日本任意売却支援協会の中井です。
先日、「離婚した妻が住んでいる家を売却できませんか?」という
ご相談がありました。
詳しくお話を伺ってみると、
「離婚時に、養育費の代わりに住宅ローンを支払うと約束し、
妻と子供がそのまま住んでいるが、自分が住んでいるマンションの家賃と
住宅ローン、二つの支払いをするのがしんどくなってきた」とのこと。
また、「元妻には苦しくなったことを伝えられず、悩んでいる」と
おっしゃっていました。
離婚時に、養育費を渡すか、住宅ローンを支払うか、どちらかを
選択する方が多いようです。
どちらを選択しても、毎月かなりの負担がかかることは否めません。
景気が安定しているとはいえず、毎年賃金が上がる保証もなく、
いつリストラにあうか、また、いつ会社の経営が上手くいかなくなるかは
誰にも予測できません。
今回のご相談者の方は離婚後約3年、滞納をせずに支払ってきましたが、
給料が上がらず、残業が禁止になり残業代がなくなったので、
支払うのがしんどくなってきたとのことでしたが、この他にも、
「親の介護費用が発生した」「子供の進学費用が必要になった」
「自分自身が病気をした」と収入は変わらなくても、支出が増え、
支払いが厳しくなる可能性もあります。
離婚時に交わした約束を、簡単に破ることはできないし、
お子さんへの愛情から、一人で悩んでいる方も多いでしょう。
しかし、滞納をしてしまうと、競売になってしまう恐れがあります。
今まで頑張ってきた事が無駄にならないためにも、
早めに誰かに悩みを打ち明けてみてはいかがでしょうか。
任意売却での解決方法の中には、リースバックという方法もあります。
- リースバックとは、現在住んでいる自宅やマンションを第三者に売却して、
その買主から借りて、そのまま住み続けることです。
今回のご相談者の方は、元奥様にご事情をお話しできていなかったので、
私どもが間に入り、元奥様にも詳しく現在の状況をご説明させていただきました。
元奥様は、支払いを負担するので、このまま住み続けたいというご希望でしたので、
現在、リースバックでの解決ができるように、動いています。
終わり