投資マンションの売却が簡単でない理由
こんにちは、全日本任意売却支援協会の鈴木です。
今回は「投資マンションの売却が簡単でない理由」というテーマで解説していきます。
まず”投資マンション”とは、不動産投資のひとつです。
利益を得る方法は主に2パターンあります。
1つめは、「家賃収入を得ることで利益を得る方法」
2つめは、「購入価格より高値で売却して利益を得る方法」
多くの方は、1の「家賃収入を得ることで利益を得る方法」のためにマンションを購入しています。
2の「購入価格より高値で売却して利益を得る方法」については、あまりにも不確定要素がありすぎて、”素人”には非常に困難であると言えます。
不動産は、周辺環境の変化・経済状況の変化を多大に受けますので、その売却価格を想定することは難しいのです。
さて、多くの人が、投資マンションを購入するときにローンを組んでいます。その時に思い描いているのは・・・
家賃収入 > ローン
のはずです。
出費(ローン)より収入(家賃)のほうが多いので、毎月貯金が増えていくというイメージを持たれているでしょう。
ただし、実際はそう簡単にいきません。入居者が出て行くと、その間の家賃収入はなくなります。サブリース契約による家賃保証があったとしても、その契約期間は限られています。
また、年数が経過するほど家賃は下げざるをえません。それにもかかわらず、固定資産税・管理費・修繕積立金は必ず支払わなければなりません。
その結果、
ローン > 家賃収入
と、なるのです。
そんなとき、いざ売却しようとしたら、「思ったより高く売れない・・・」というケースが多発します。
先にも述べましたが、”素人”が売却価格を想定するのは非常に困難であるため、このようになってしまうのです。その結果、売値よりローンの残額のほうが多く「売りたいのに売れない」状態になるのです。
しかし、売れないと、「どんどん赤字になってしまう・・・どうしよう・・・」と負のスパイラルが始まります。
このスパイラルは絶対に断ち切らなければなりません。「もうどうしようもない」と開き直る前に専門家に相談しましょう。
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