離婚と任意売却と投資マンション

こんにちは、任意売却コンサルタントの浜崎です。

 

全日本任意売却支援協会には、離婚協議中の方からの

相談も数多く寄せられています。

離婚協議の際には共有名義で所有する不動産の処分が

問題になることがあります。

 

住宅ローンを完済できる金額で売却できれば良いのですが、

ほとんどの場合で残債務が発生します。

 

夫婦で連帯保証し合っている場合、残債務の発生は

離婚後の生活設計に大きな影を落とします。

 

両者がそんなリスクも込みで了承しないと、任意売却を

進めることが難しくなります。

 

今回は、騙されて購入した投資用マンションを無事に任意売却

出来た方からお手紙を送っていただきましたので、ご紹介させて

いただきます。

 

東京都にお住まいの吉本裕子さん(仮名・36歳)からの

メッセージです。

手紙

 

吉本さんは自宅マンションを購入した不動産会社の営業マンから

将来の年金代わりになるからと投資用マンションの購入を勧められました。

 

 

当初は購入する意思もありませんでしたが、担当者より

「家賃収入で全ての支払いがカバーできますし、

もし不安になった際には、いつでも元値で買い取ります」

という提案をされ、それならば損はないだろうと購入を決めました。

 

 

0422

 

しかし、実際購入してみると、家賃収入のみでは全ての

支払いを行うことが出来ず、管理費等や税金を自己資金で支払わなければ

ならなため、吉本さんは騙されたと思ったそうです。

 

すぐに不動産会社へ連絡したところ、その担当者は行方不明との事。

 

不動産会社も多くのクレームが殺到しておりその担当者を

探しているという事でした。

 

吉本さんには住宅ローンの他に約3,500万円もの負債が残りました。

後から調べて分かった事ですが、投資用マンションを相場の価格

より約1,000万円も高い価格で購入させられていたそうです。

 

そしてこの頃、お金のことが原因で夫婦仲も悪くなり、

離婚を前提に話し合いをすることになりました。

 

離婚の条件は投資用マンションを任意売却し、

その残債務約3,500万円は全て吉本さんが支払うことです。

 

自己破産は絶対にしたくありませんでしたが、

他に解決方法が無いと諦めていた吉本さんは、

インターネットで当協会のホームページを見つけ、

藁にもすがる思いでお電話を下さいました。

 

吉本さんの希望は自己破産はしたくないので、

なるべく高い価格で販売することです。

 

しかし、賃借人がいるとはいえ、表面利回りは

約5%しかなく、なかなか全額返済は難しい

見通しでした。

 

当協会でいつもご協力いただいている投資家の方々

へも紹介しましたが、なかなか色良い返事はいただけ

ませんでした。

 

そこで一般投資家へ向けて、粘り強く紹介を続けて行く

ことにしました。

 

その間も吉本さんはご主人や子供達と別居をされ、

月1回子供達に会うことで、くじけそうになる自分の

気持ちを奮い立たせて来たそうです。

 

そして、最初に相談されてから約3年、

ついに希望金額に限りなく近い金額で購入して

くれる投資家が見つかりました。

 

その吉報を吉本さんへした時、吉本さんから思いがけない

話を聞くことが出来ました。

 

離婚に向けて話し合いを続けていましたが、子供達の

将来を考え、もう一度やり直すことにしたそうです。

 

投資用マンションの売却と家族の再生が偶然にも同時期

に行えることに。

 

私はこの3年間の吉本さんの葛藤や苦労を側で見て来ました。

 

家族を失い、大きな負債を抱えて不安な毎日を過ごすことが

どれだけ辛かったか。

 

契約時に再度ご夫妻で来社いただきましたが、3年前に

お会いした時と180度違い、今回はお二人ともニコニコと

とても素敵な笑顔でした。

 

先日、無事に任意売却を終えた吉本さんからお電話を

いただきました。

 

また家族一緒に住むために引越しの準備で大忙しですと、

うれしそうに言っておられ、私も本当に良かったと思いました。

 

任意売却が成功したことも良かったですが、私には家族がまた

一つになれたことがもっと嬉しかったです。

 

おわり

 

 

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