家族を巻き込む!住宅ローン破綻からの老後破綻への連鎖

皆様こんにちは、任意売却コンサルタントの浜崎です。

突然ですが、借金の支払いに困ったらみなさんどうしますか?

と、言われても、ケースバイケースでしょうが、以下の回答が多いのかもしれません。

・親族や知人に相談する

・金融会社に相談する

・弁護士に相談する

 

色々な所に相談に行き、解決が見えず、私ども全日本任意売却支援協会に来られる方が多いのも事実です。

先日相談にこられた、神奈川県横浜市にお住まいの外山さん(54歳:仮名)も様々な所に相談にいき、最終的に全日本任意売却支援協会にいらっしゃいました。

 

外山さんは個人事業主として、個人宅向けのリフォーム業をしていましたが、折からの不況で仕事が増えず、収入が不安定な状況になっていました。

たまたま景気がいい時に自宅を買ってしまい、住宅ローンの支払いも月々17万円と、かなりの金額でした。

収入が減り、住宅ローンの支払いや商売の支払いも厳しくなり、自宅売却も考えましたが、住宅ローンの残りが1,950万円。

しかし売却相場は1,100万円と、逆ざやの状態で、ローンの残りが多すぎて売るに売れませんでした。

小学生のお子様もいたので、自宅売却に家族は大反対。今の生活を維持するしかありませんでした。

 

そのため、まず外山さんは、ご両親に相談し、お金を借りる相談をしました。

借りることはできたものの、一時的な補填でしかなく、結局はまたお金が足りなくなり、幾度もご両親に頼み工面してもらいました。

しかし、最終的にはご両親の老後の貯蓄も使い果たしてしまいました。

 

そして次に、金融会社等に相談し、借入をしましたが、そちらも一時的な補填にしかならず、最後は借入の枠がなくなり、結局は借金が増えてしまい、まさに火の車状態になってしまいました。

その後、弁護士にも相談しましたが、自己破産の提案しかしてもらえず、自宅に住み続ける「リースバック」ついての相談にはのってもらえませんでした。

どうしようもなくなり、たまたま全日本任意売却支援協会のホームページを見て、相談にこられたのです。

 

結果的には、外山さんはリースバックで住み続けられることに成功しました。

外山さんは、「だいぶ遠回りでしたが、なんとかなりそうでよかったです」「もっと相談に行くのが早ければ、両親のお金を使うことなく、消費者金融でお金を借りることなく、解決していたかもしれません。」とおっしゃっていました。

任意売却とリースバックで「自宅に住めなくなる」という最悪の事態は避けられましたが、もう少し早く相談に来られていたら、また違った展開になったと思われます。

皆様も、もしもの時は、お早めにご相談ください。

 

[もっと役立つ情報を知りたい方はこちら]

老後破産と住宅ローン問題

家や土地(不動産)は、所有しているかぎり、固定資産税を支払い続けなければなりません。年金のみの収入になったとき、住宅ローンをすべて返済したとしても、思いのほか負担になるケースが多くあります。