二重ローン?任意売却の後の残債について

みなさん、こんにちは。全日本任意売却支援協会の松山です。

 

任意売却が完了したあと、

多くの方が、住宅ローンをすべて返済できず、いくらか残ります。

 

この残った住宅ローンのことを残債”と言います。

これはどうなるのか非常に心配なことですね。

 

東京、神奈川、大阪、兵庫などの都市部の場合であっても、

任意売却のあとは、ほとんどの方は残債が残ってしまいます

 

平均でおよそ800~1,000万円ほどです。

 

20170406

 

では、この残債はどうなるのでしょうか?

 

「新たにローンを組んで、返済していく」

 「生活を切り詰めて、返済していく」

 

このように考えている方が多いようです。

 

 

しかし、実際に、

新たにローンを組んだり、生活費を切る詰めるなどしたら、

任意売却をする必要性がなくなってしまいます。

 

また、引っ越し先の家賃を支払う必要が出てきますので、

いわゆる二重ローン”のようになってしまいますね。

 

せっかく任意売却で新たに生活をスタートさせたのに、

また返済の日々が続く・・・

 

これでは解決になっていませんね。

 

 

もちろん残債も正式な”借金”なので、

返済義務はあります。

 

問題は、その返済方法です。

 

 

任意売却が完了すると、

多くの場合、その場で債権者(借入先の金融機関)の担当の人と

今後の残債の返済方法について話し合いがあります。

 

その際、「返済計画表」または「生活状況表」といった用紙の記入を求められます。

 

これは、任意売却の後の残債について、

毎月どれくらい返済できるかを確認するためです。

 

その用紙は、一例ですが、

「一括で返済する」

「分割で返済する(月々●●●●円)」

「返済が困難」

の3つから選択するようになっている場合が多いです。

 

これは、

毎月、収入がいくらあり、支出がいくらあり、

その結果、これくらいなら毎月返済できる”

というような主旨です。

 

多くの方が正直に、

「分割で返済する」を選択して無理のない範囲で返済、

または、「返済が困難」を選択されています。

 

 

そのため、

任意売却のあとには、新しい生活をスタートさせることができる

ということなのです。

 

 

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≪任意売却に関するページ≫

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≪任意売却Q&A≫

  1. 住宅ローン以外に、複数の借入れがあります。任意売却はできますか?
  2. 手元に現金が無くて引越しもできません。それでも任意売却は可能ですか?
  3. すでに他社へ任意売却を依頼していますが、相談してもいいですか?