競売になったら、あとどれくらい住んでいられるのか

こんにちは、全日本任意売却支援協会の松山です。

 

先日、このようなご質問を受けました。

 

確かに、「競売になってしまった」というと、

すぐに家を出ないといけない感じがしますよね。

また、着の身着のままで追い出されるとか、

スーツを着た男性が怖そうとか、なんとなくダークな印象がありますね。

 

 

しかし、結論として、不動産を売却することは可能です。

イメージとして、

「競売と売却は同時並行で進めることが出来る」と思ってください。

つまり、競売を開始決定したからと言っても、

すぐに家を出て行くことは無いのです。

 

 

では、いつ家を出て行かなくてはいけないかというと、

競売開始決定から約6ヶ月前後と考えてください。

もちろん、裁判所の処理速度等で、その長さは変化しますが、

それくらいの期間と考えていただいて良いと思います。

 

砂時計

 

 

 

ただ、一口に6ヶ月と言いましても、

長いようで短いのが実際のところです。

 

例えば、売却で協力者を探さないといけないので、

それに要する時間が必要です。

不動産という金額の高い商品だけに、

売りに出してすぐに買い手が見つかるはずはありません。

そうこうするうちに、あっという間に6ヶ月が経ってしまいます。

 

また、運よく協力者が見つかって、

その協力者が住宅ローンを組む場合、協力者さんの銀行の手続きも必要です。

仮審査に1週間、本申込をして1週間。

 

その間に、祝日や連休が入ると、あっという間に時は過ぎてしまいます。

こちらの時間が無いからといって慌てても、

あくまで協力者さんの銀行ありきのことなので、

なかなか真っ直ぐ進みません。

 

そして、もし売却が成立するとして、

仮に引越をしないといけないとなると、

次の引越先も決めて、引越の手配もしないといけません。

 

 

もし競売になってしまうときでも、

家を出ることに変わりは無いので、

引越の準備は進めておく必要があります。

競売にかかっても、任意売却できますが、

のんびりとしてはいられません。

競売を避けるためには、こういう時間との戦いになるのです。

 

競売までのスケジュール

すでに裁判所から通知が届いている方

 

おわり

 

任意売却とは

≪任意売却に関するページ≫

  1. 任意売却のデメリット
  2. 任意売却の費用
  3. 任意売却後の残債務について
  4. 任意売却によるリースバックで住み続ける

≪任意売却Q&A≫

  1. 住宅ローン以外に、複数の借入れがあります。任意売却はできますか?
  2. 手元に現金が無くて引越しもできません。それでも任意売却は可能ですか?
  3. すでに他社へ任意売却を依頼していますが、相談してもいいですか?