弁護士に「自己破産しかない」と言われたとしても

任意売却の専門相談員、谷口です。

 

通常、家を購入する際は、

銀行に住宅ローンを申し込みます。

 

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申し込んだ時は、

「これくらいの支払いなら大丈夫だな」と、

ある程度の見通しを立てているかと思います。

 

しかし、度々訪れる不景気の影響により、

2016年現在、不安定な時期が続いています。

 

さて、今回お話をさせていただく

山口さん(男性・仮名)は、食品関連会社でお勤めです。

 

今から15年前、今後の人生を考えて、

このまま高い家賃を支払い続けるのであれば、

家を購入した方がメリットがあると考え、

マンションの購入に踏みきったとのことでした。

 

そして、当時一人で暮らしていたお母様をよんで、

一緒にお住まいになり、

順風満帆な生活を送っていたそうです。

 

しかし、状況が一変することに・・・。

 

 

購入から10年後、お母様が他界されました。

 

悲しい気持ちで過ごされている中、不幸が連鎖。

不景気で会社の業績が悪化・・・

その年からボーナスが無くなったとのことでした。

 

そして、年々収入が減っていき、

次第にマンションの管理費と修繕積立金を滞納するように・・・

 

そしてついに、住宅ローンを滞納してしまいました。

 

銀行から住宅ローンの一括請求の通知が届き、

恐ろしくなり、不安な中、

弁護士事務所に相談に行ったそうです。

 

しかし、

「このままでは競売になります。」

「残りの借金の金額を考えると、自己破産しかない」と、

冷たく言われて、不安が倍増しました。

 

気持ちが落ち着かず、眠れない日々が続き、

仕事にも影響するようになり、休みがちになったそうです。

 

 

ある日、体調不良でお休みになった山口さんは、

他の解決方法がないかと、

何人もの弁護士や司法書士に電話したところ、

ある弁護士から「任意売却」という言葉を聞きました。

 

「任意売却」を聞いた山口さんは、

早速インターネットで検索をして、

全日本任意売却支援協会のホームページにたどり着き、

ご相談に来られました。

 

山口さんは、

「競売は怖いので出来れば避けたい」

「今よりも安い賃貸を借りて新たなスタートをしたい」と

おっしゃいました。

 

そして早速、任意売却の活動がスタート。

 

私たちは、金融機関との話し合いのほか、

管理費を滞納してることもあり、

マンションの管理会社とも話し合いました。

 

2ヶ月後、無事に任意売却が完了。

 

山口さんは新しいスタートを切りました。

 

山口さんは、最後にお会いした際、

「今回は本当に助かりました。感謝しかありません」と、

すごく元気なご様子でした。

 

 

住宅ローンの問題は、

一人で悩んでいても解決しません。

 

任意売却の専門家と一緒に解決していきましょう。

 

任意売却と自己破産

 

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